大学の面白い講義を土台としてその上に部活要素やキャラやエロゲ要素を積み上げたようなゲーム。全てを終えたときの達成感は凄かったしそれに至るまでもとても楽しめた。ネタバレ薄めで書きます
長所が凄く多いので先に短所から
短所
シナリオやキャラや面白さが良すぎるためにそれ以外の部分がダメに見えてしまう
特に背景グラフィックとか空の色、普通以下で感動しなかった。今までやってきたゲームの背景画が凄すぎたのかもしれないが、もっと鮮やかに描かれていて見てて「ほぉぉぉー」ってなる背景だったらもっともっとこのゲームにのめり込めるのにと残念
システム面では既読スキップが途中で解除されてしまうところがたぶん不具合
あと主人公をボイスOFFにする項目がなんでないんだ、あの声優の声聞くと某高知県の田舎ロリゲーの主人公が喋っている風に脳内変換されてしまう
それとOPにグランドエンドのCG使うのはちょっと・・・まぁ鬱エンドという可能性が消えただけではあったが
長所
鬱エンドがなかったということでロケットを打ち上げたという達成感だけが最後に残る。このゲームを全て終えた達成感だけは他に類を見ない出来栄え
そこに至るまでに苦行やダレるということもなく全体を通してのシナリオが非常に良い、全ルート面白かった
自分はロケットというものに微塵も興味なく、「この大空に、翼をひろげて」みたいな部活を通じて大きな目標を成し遂げるというものだけを期待して体験版→購入したのだが、体験版1・2をした時点でロケットに大きな興味を持つことができた。それくらい説明が丁寧、例えるなら大学のすっげぇ面白い講義(あるのか?)を受講している感覚。図解はとても助かった
シナリオも期待通りで、すばらしい青春群像を見ることができた。はぁ・・・
あとは邪魔なだけっていう存在がいない。まぁ共通ルートのARCは空気読めよと思うこと多々あったが個別では良い意味でボスキャラだったし、最後なんてもうすっげぇ良い奴らなんだなって思えた
各ルートの持って行きかたも非常に良い。どのルートも目標を達成するために優勝するという結末は序盤で既に見え見えだけど、そこに至るまでの障壁の乗り越えかたやライバルの扱い、そしてどんなに高性能な機械が出来たとしても最後に信頼できるのは人間の技術や勘だということを伝えてくれた
キャラとの漫才も善し悪しの差が大きいけどその分どのネタかのツボにはハマりやすい。告白でアン○ャッシュしてんじゃねーよと大爆笑してた
体験版部分で確立されていたけどメンバーのバランスが非常に良い、ほぼ奇人変人の集まりだけどそれでもちゃんと部活らしいことやってるなぁと。主人公も知識ないバカだけど知恵と行動力だけは半端ないという時点で十分に天才だと思うのだが。行き当たりばったりで行動し手痛いミスをすることもなく先を見据えた、かつ大胆な行動をするのでイライラせずむしろ見ているこっちも楽しくなってくる
最後までやって久々にFD作れやと思えた作品だった
まとめ
積んでいるゲームもあるのですがドはまりして購入後3日でクリアしてしまいました
体験版部分がピークということでもなく、個別√でもソレ以上の面白さや感動を得ることができると思います
理系や工学系の話が中心になりますが、その話に着いていけるのなら自信を持ってオススメできる作品でした
最後絆ちゃんいなかったけど自宅謹慎?見に来てもよかったのでは・・・