どういったゲームか知った上でプレイすると楽しめる作品。自分はギャグゲーとしてプレイしてたのでとても楽しめた
短所で思いっきりネタバレしますのでプレイ予定の人は「まとめ」で引き返してくださいましたら幸いです
長所
ループを存分に有効活用して笑いを取りに来るギャグゲーとしては一級品
ループものの題材って閉鎖的空間かつ生産性の無さに絶望するといったシリアスな話がよく見られるが、この作品はループを楽しんじゃってるところが他作品との大きな違いになっている
具体的な活用法は他の人が感想として書いてあるので割愛するが、主人公はループすると分かって行動してるので思いきりの良い後先考えない姿がとても素晴らしいと思えた
パロネタもとても笑えた
まさかぱ○ょや真○スを見れるとは思わなかった
シナリオも悪くはない
ヒロイン1人に対して3周くらいかけて様々な最終日を迎えるのだが、その際に前回の情報を受け継いでいるのでそれを有効活用して新たな選択肢を得るというのは、この設定だからこそできる業であろう
最後はご都合主義で終わったけどああでもしないと解決しないのだから哲学みたいなことを並べられてグダグダされるよりかは遥かに良かったのではないかと思う
まとめ
シリアス&ミステリーものとして買うとこれじゃない感がありますが、過度な期待をよせずにギャグゲーとして買うととても楽しめる作品だと思います。
個人的にはループ序盤の挙式endが最も笑いました
ここから先は多大なネタバレを含みます
短所
問題起因がなんとも言えないくらいクズだったのが最大の短所
いのりがクズすぎてイチャラブが少し薄いだのクリアするまでギャラリー見れないだのといった他の短所が霞んでしまう
事の発端はいのりがループ能力を得たことなのだが、ある事件をきっかけにのどかに継承されるまでずっと自分と主人公が結ばれるセカイを探していた訳である
しかしそんなセカイは見つからず、いくら頑張ってものどかと結ばれてしまう
なんかどっかで見たことある流れだなと考えてみたらこれ「タイムマシン」っていう洋画と似ているじゃん
あれは彼女の死なないセカイを探したけど見つからず、諦めて未来行ったらなんだかんだあって新たな守るべきセカイを得たという作品だった(気がする)
ではいのりは諦めずに探した結果どうなったのか?自分が殺されてしまったのである、元も子もない
まぁそれが起因となって新たな展開が生まれたのだが、残る3人+主人公にとっては運命どころか人生も狂わす迷惑な行為である
ああいうセカイを塗り替えるのって第三者を巻き込まないっていう暗黙のルールがあるだろうに何やってんだコイツ
いのりvsのどか以降においては誰が悪いのかということはうやもやになってしまっているが、それでもゆうきが特異点化するまでは埒があかない、ゴールのない戦争を繰り広げていた訳である
このまま主人公が特異点化することなくセカイが滅びていたらどうする気だったのだろうか
そして主人公が全ての真相を知り、このトリコロニーも結末を迎える…のだが、真相解明した直後にいのりがとんでもないことを言いやがった
「仕方がなかった」
はぁ??仕方がなかったぁ??
開き直られると一番たちの悪い人が開き直りやがった
ころねとかが言うのならまだしも、あんたが一番言ってはいけないことをさらっと言いやがった
このトリコロニーの問題起因となった人物にこれを言われるとどうしようもないクズという認識でしか見れなくなってしまう
その後に泣いてお願いしたりしてたのは別に構わない、それは感情が溢れたものなのだから
でも仕方がなかったっで許される話ではない、この発言にいのりの短所の全てが詰まっていると自分は考える
んじゃその問題起因となったループ能力を与えたニアは許されるのだろうか
自分はニアが直接ヒロイン達を操っていた訳ではないうえにもはや悪魔といった常識は通用しない人外の存在なので、ニアがやったことについては何ら問題ないと考える
いわば自然災害みたいなものである
長くなったが、短所を纏めると
「問題起因となったいのりがとんでもないクズ」
これが全てである