PS4でもねっぷねっぷでした
今更念願のPS4を手に入れたぞ! という事でプレイです
1周目は駆け足プレイ、現在2週目じっくりプレイ途中でトロコンまでもう少し
前作ネプVはプレイ済みですが、プレイしたのが2012年の後半のため約4年空きでうろ覚えです
《ストーリー》
新キャラ「うずめ」+αをメインとした「零次元編」
四女神+新キャラのゴールドサァド達がそれぞれの大陸で物語を進行する「超次元編」
女神候補生が活躍し、ストーリーの〆の「心次元編」
本作は以上の3つのパートに分かれています
既存キャラを空気にせず、新キャラもちゃんと前面に押し出して行く
キャラの加入&離脱が少々多いのが難点ですがストーリー構成は良かったと思います
展開はややシリアスがありますが基本はいつものねぷねぷですね
《戦闘》
前作はラッシュでHIT数を稼ぎ、エクゼドライヴゲージを溜めて必殺技で殴る
更にボスキャラには一律で自動回復を搭載という物凄く大味な仕様でした
今作は一味も二味も違います!
まずコンボシステムがガラッと変わりました
それぞれの技に「直前にラッシュを使用している」「パワーを使用していない」「コンボ特性を発揮していない」
といった【コンボ特性】と呼ばれる要素が追加されました
各条件を満たす事によって必中&クリティカル確定と火力も大幅上昇
そのため通常攻撃を上手く使いこなし、スキルも要所で使って戦闘で考える必要も出てきました
その他大きな変更点として【パーツブレイク】が導入
敵毎に特定の部位を特定の方向から攻撃する事で破壊することが可能
モンスターハンターの部位破壊システムと似た感じですね
破壊することで「アイテムの入手」「特定の攻撃を不可能にする」「防御力の低下」等が発生
代わりに今まであった敵のガード値&ガードブレイクシステムが廃止
また上記で書いたボスの自動回復は廃止
1周目時点で最強武器&最強防具(DLC販売品)を装備していてもレベリングしてないと普通に辛い難易度
自動回復が無くなったので、どんな敵でも耐えて殴り続ければいつかは勝てるおかげで難易度的には絶妙
コンボ特性による爽快感もあるので全体的にメリハリがついたのも大きい
《ネクストフォーム》
本作の目玉の一つで通常の女神化から更に上の形態に派生する事が出来ます
公式サイトのキャラ紹介の頁では「奇跡さえも起こせるほど」「他の追随を許さないほどの機動性も獲得」等、大げさに書かれています
実際に使った感想としては女神化、素の形態ともそこまで遜色無いなぁ・・・というのが実際の所です
この形態でしか使用できないエクゼドライヴが存在するのですが、威力は高いものの使用すると女神化が解除されるのがネック
またシナリオで初解禁されても「ボス敵のパーツで物理技がカット」されるのでダメージ0を連発
魔法キャラと交代して別のキャラにお任せした方が良いという・・・ちょっと致命的な初披露になります
二段階変身なのでシェアをいつも以上に消費するので、私は殆どお世話になりませんでした
《ダークメガミ戦》
女神を模した謎の巨大なボスキャラ、本作で何度も女神たちの前に立ちはだかります
対抗策としてうずめが編み出した「シェアリングフィールド」と呼ばれる特殊な場所に引きずり込み戦う事になります
「毎ターンSP自動回復」「通常攻撃不可のスキル限定戦(一部使用不可あり)」という対巨大ボス仕様
大味ですがこれぞボス戦! という感じで熱い展開です
《キャラクター》
ネプ子 ノワール ブラン ベール うずめ 【女神達】
ネプギア ユニ ロム ラム 【女神候補生達】
アイエフ コンパ 【シリーズ馴染みの顔】
エスーシャ ビーシャ シーシャ ケーシャ 大人ネプ子 【ゴールドサァド+α 新キャラ達】
DLCキャラを除いても合計で16人と非常に大所帯になりました
敵キャラもマジェコンヌ、ワレチューを筆頭に見知った顔からその他新キャラまでチラホラ
個性豊かな女の子たちを選り取り見取り出来ますが一つ問題点があります
本作では戦闘に出ているキャラ以外は経験値が入らない仕様になっています
アビリティ「ラーニング」で待機時でも経験値が入るのですが、素で持っているのは「うずめ」「エスーシャ」の2名のみ
その他のキャラクターは、ディスクメイクで「ラーニング」の効果を付与させたディスクを装備させないと経験値が入りません
キャラクターが増え、後述する《チャレンジ》の存在から同じキャラを使う事が多くなるのでLv格差が広がりがちです
10人以上のディスクを揃えるのも割と大変なので、素のラーニング持ちを増やす等の何かが欲しかったですね
《見聞者》
前作ネプVにも存在したシステムですが・・・正直あまり記憶にないので今作のみの感想を
冒険中様々な条件で加入し、ダンジョンに派遣する事で「アイテム、お金」「ダンジョンの隠し宝箱、強敵の情報」を持ち帰ってくれます(失敗する事もありますが)
見聞者毎に「経験値10%増加」「獲得金額10%減少」「ドロップ率増加」等の特殊な効果も持っています
直接戦闘に参加するわけではないのですが重要な支援キャラです
ただこの見聞者、ダンジョン毎に派遣後帰還までの時間が設定されており大体8分~30分で変動
帰還すると探索状態から報告状態になり、一度町で報告を聞かないとずっと報告状態のまま
そのためダンジョン探索中に帰還→わざわざ帰って報告を聞いて再度ダンジョンに潜ることになる
リアルの時間で帰還までの時間帯が設定されているので、報告を聞かないと勿体ない感じがあるのが少しネック
ダンジョン内で報告を受け取れたりしたら便利だったのだが・・・
またストーリーの所で今作は「零次元」「超次元」「心次元」の3つのパートがあると記載しました
この各次元はシナリオを進行すると自由に行き来が出来るのですが、零次元のダンジョンに派遣した見聞者は零次元で報告を受け取る
超次元のダンジョンに派遣した見聞者は超次元で報告を受け取る必要があり、その都度次元を移動しないといけないのが手間
派遣してるだけで金銭工面、素材集め、経験値などのお得効果があるのですが色々改善点が見られるシステムで少し勿体ないですね
《フィールド》
今作のフィールドはすごろくのマス目のように街、ダンジョンが配置されている形式となっています
行きたい場所を指定して後は自動で移動するのですが、移動時にランダムでエンカウントする形式
このランダムエンカウントが非常にアレで、1マス毎にエンカウントする事もあれば目的地まで全くエンカウントせず到着する事もあります
エンカウントするとその場で止まってしまうので再度行きたい目的地を選択して進行
プラネテューヌからルウィーに移動する場合、20マス以上を移動する必要性があるのでこのエンカウントが非常に鬱陶しい
上記の《見聞者》を各次元で報告を受け取る際の次元間移動でもエンカウントで一々止まるので非常に面倒
このフィールド移動に付随して【ルートビルド】というシステムが導入
「各女神のシェアエネルギーを利用して今まで通れなかった道を通れるようにする」という設定
なのですが・・・通れる道は固定で次の目的地のダンジョンに行く場合は大体必須
●このマスとこのマスが繋がっていればダンジョンまで近くなるな~
●このマスとこのマスを繋げれば四女神の国が行き来しやすくなるな~
何ていう妄想は一切実現できません。どこのダンジョンへのアクセスも一本道限定です
そのため単純にお金を払って道を引くだけの作業、試みとしては面白いだけに残念システム
ちなみにこのフィールド上でのランダムエンカウント
2週目以降ランダムエンカウントをON/OFF可能になるので快適度がグッと増します
《ダンジョン》
全体的に同じダンジョンの使い回しは減りました
新ダンジョンもあり、過去作で見慣れたダンジョンも適度にあり良い感じです
「心次元編」の後半以降では風景的に見慣れた風景が続き、絵的に面白くなく少し使い回しを感じさせるのが残念
上記の《見聞者》を派遣する事で各ダンジョンで「隠された宝箱の出現条件」を聞く事が出来ます
この条件が「ダンジョン内のオブジェクトを6個破壊する」「回復行為を一切行わず6連戦」といった楽な物から
「ダンジョン内の敵を全て撃破する」「空振りを一切せず、敵に気づかれずシンボルアタックを連続で成功させる」等鬼畜な物まで多数
この隠し宝箱の中身自体はアイデアチップ、アタッチメント、見聞者のレベルを上げる品が主体でほぼ進行に影響ないのが救い
トロフィーに絡んで来るが2週目以降であれば比較的満たしやすい条件
《ネプランカー》
ダンジョンの中でも本作では「スペランカー」を模して造られた特殊なダンジョンが2個存在します
段差から降りようとして死亡、ちょっと火に当たって死亡etc・・・原作のようにポンポン死にます
多少シビアな操作性を要求されるので、アクションが苦手な人には少し辛いですが普段と毛色が違った感じで面白い試みだと思いました
《クエスト》
今作でのクエストは基本的にオマケ程度の位置づけ、とりあえずたまにシェアを上げるのに利用するかな程度
相変わらずクエスト毎にモンスターがどこに出現するのか? 必要素材は誰が落とすのか? といった事が分かり辛いのがネック
幸いトロフィーには一切関わりが無いので終盤まで放置しても構わないのが救い
《チャレンジ》
今作でも項目を満たす事でステータスを強化してくれるチャレンジステムは健在
ジャンプ回数1万回、HIT数5万等の鬼畜から満たしやすい物まで多数
前作ネプVと比較すると全体的に無駄なチャレンジは削減された感じでスッキリしてて良いと思います
例を挙げると「攻撃を特定回数外す」「逃走を成功する/失敗する」等、無駄に感じる物が削減されました
推しキャラ育成という形で自己満足にも浸れる良いシステムだと思います
《クリア特典》
1周目を終えて次週に入った段階で
「フィールドMAP移動時、エンカウントしない」「ダンジョン内での移動速度増加」「ネプランカーでゲームオーバーにならない」等のフラグを入手
トロフィーを集める、レベリングを行うにしてもとにかく2週目以降が安定、むしろ無いとストレスが溜まるレベル
何をするにしてもフラグアイテムを集めて2週目以降で行った方が良い、1周目でやり込むのが馬鹿らしくなるレベルで少しもやもやします
《総評》
全体的に2週目以降のフラグアイテム前提の調整、設定がされている印象
そのため1週目は少し手間に思ったり、不便だったりする場面が目につきました
逆にフラグアイテムを全て集めると非常に快適なのですが、戦闘含めもう少し上手いバランス調整は無かったのかなと思いました
キャラゲとしては及第点、シナリオ的にも皆にスポットを当ててるので十分
ただ全体的に色んなシステムに振り回されたかなぁ・・・という感じが半端ないです
ただそこらの面倒なシステムを無視して、カンストキャラで周回してシナリオだけを堪能するなら非常に良い出来だと思います