良百合&良BGMゲー。でもラストが続編ありきとしても突然過ぎてとまどいを感じてしまった。
古き好き時代のミッションスクールかと思いきや時代設定が現代でちょっと驚いた。今回の主人公が書痴&映画好きということで近代の作品も引用したいがゆえだとは思うのですが、たまーに出てくる現代用語と古めかしい言葉の錯綜がちょっともったいない気も。
あと最初に主人公が数千本の映画を見たという口述があるのですが、ただでさえ本好きな上にそれは年端もいかぬ少女に盛りすぎじゃなかろーかと冷静に突っ込んでしまいました。書痴好き設定だけで十分じゃないかしらん。
今作メインの少女たちは割と生々しい悩みを抱えていて、それが少女らしいもやもや感・まだまだ不安定な危うさを思い出させて、なんだかちょっと心揺さぶられました。なよなよしさが初々しさにつながっているのですね。
ちょいちょい気になるところもありつつ、やっぱり安定の良BGM&雰囲気で楽しめたので、以降の作品でモブキャラにスポットが移っていくようなので楽しみにしたいと思います。