珍しい本格志向の催眠モノ
特殊能力によるMCではなく、催眠術によりじっくり落としていく過程が楽しめます。
催眠術が好きな人はプレイしても損はないかと。
ただ、前半部分に比べると終盤はちょっと単調になってしまった感が否めないですね。
過程も最終的に堕とす方法も各人ちょっと似通っちゃってますし。
それと個人的には主人公に馴染めませんでした。立ち絵があるのが嫌悪感を助長。
こういうゆったり(体型含む)系タイプの主人公は珍しいような気がします。でも、強烈な個性がない方が
相手の反応を見て楽しむこういった催眠モノの作品には向いているのかも知れないです。
ただ、こういった時間を掛ける必要のある催眠モノでサブキャラが必要だったのかは疑問。
メインと違ってサブは時間が掛けられない分、催眠を深化する過程をすっ飛ばしてしまうので
この作品の趣旨からは外れてしまうような気がします。個人的には登場するサブキャラは
結構好きだったので、重ねて残念。
プレイ自体は全体的に結構アッサリ。まぁ特殊能力ではなく、催眠術でどこまで出来るか、
というのもテーマの一つだと思いますので、逆に過激なのがあると不自然な感じもします。
なので、アッサリ目なのは、むしろ当然というか必然なんだと思います。
絵・CGはとてもキレイです。しかし塗りの問題も大きいと思いますが、体の質感がマネキンっぽい
ような気がします。どんなに激しく動いても体のラインが崩れなさそうなイメージ。
普段の立ち絵や服を着ている分にはとてもキレイでいいんですけどね。ちょっと気になりました。
非常に珍しい、催眠術というものをきっちり扱った作品。
是非、この方向性で次回作も期待したいと思います。