短いが面白いシナリオ。ヒロイン視点を増やすことにより、被催眠時の心理描写が多いのが良。
催眠ゲーですが、催眠を掛けるまでの過程ではなく、その後の主人公とヒロインの
駆け引きと堕とす過程をメインに据えた作品。
序盤、手に入れた力でサブヒロイン(千晴)をあっという間に堕としてしまいますが、
ストーリーは、主人公がメインヒロイン(美菜)に掛けた3つの催眠を見破らせるゲームを持ち掛けたところからが本番。
そこからは、視点も主人公とヒロイン側を行き来し、ヒロインの美菜が主人公的にも見える話になります。
それにより、ヒロイン(被催眠)側の心理描写や精神状態、また催眠に抗う様子などを詳細に
見ることが出来、催眠ゲーとして、とても面白いです。
催眠モノだと主人公視点オンリーなゲームも多いので、こういった形でヒロインの反応が見られるのはいいですね。
自我や羞恥を残しているのもポイント。やはり、お人形じゃつまらないですし、自我がある方が堕とす楽しみも増します。
主人公の力が催眠術というよりは特殊能力寄りなので、最初っからヒロインに勝ち目は無いのですが、
それに抗おうとするヒロインが自分でも気づかない内に徐々に堕ちていく様は非常によかったですね。
催眠としてのプレイでは、誤認や常識変換がメインで、記憶や感覚、肉体の過度の操作等のシチュは少な目。
仮にも主人公たちはゲームをしているので、過度な操作は面白みを削ぐ可能性もありますし、ちょうど良かったです。
エロイことをそうじゃなく誤認させたり、自分も気が付かないまま恥ずかしい格好させたりと、
そういったツボみたいなものは押さえてあるので、十分楽しめる内容になっていると思います。
CGは塗りや絵の質が多少独特な感じもしますがキレイです。
ヒロインの鼻が正面だと「・」で描かれている事が多く存在感が薄い為、正面からだと多少幼く見えるかも知れませんが。
左右からの絵ではちゃんと凹凸があるんですけどね。あとメインの美菜は胸が余り大きくないらしいのですが、
E70(トップは90前後)あったら結構な巨乳さんですよ?数字出すなら、もうちょっとちゃんとして下さいね…。
被催眠状態のヒロインが抗おうとしながらも徐々に堕ちていく過程を楽しみたい方にオススメ。
「催眠術」ではなく強制力の強い特殊能力的なものですので、そこもご考慮に。