イタズラ特化のバカゲー。シーン数は多く、丁寧に作ってありますが、やや単調かな。コンプの面倒さもマイナス。
前作、前々作未プレイ。ですが、繋がり自体は無いようで問題なし。
女のコの身の回りのモノに変身してイタズラ(痴漢)してしまおう、という特殊シチュオンリーのゲーム。
変身できるモノは豊富で、身に付けるモノは勿論のこと、機械や遊具、小物など多岐に渡ります。
ただ1番の特徴は、変身よりもバカゲー的ノリではないでしょうか。
主人公を筆頭に、とにかくおバカなキャラと言動に溢れており、こういったノリが好きな人は堪らないでしょう。
全体的にとても丁寧に作ってある感じがして、好印象です。
ですが、マイナス面も多いです。まず、とにかくコンプが面倒。
通常こういったゲームだと、初回プレイでEND1を見て、分岐と思われるシーンをロードしてEND2へ…
という流れが普通だと思うのですが、このゲームはENDを見た後に、問答無用で最初から始めなければいけません。
というより、最初から始めないとクリア状況が登録されないんですね。
ヒロインが6人いて各個別ENDがありますので、最初からを6回繰り返す必要があります。それでやっと真ENDへ。
シーン自体は個別ENDのシーン以外、2周目途中でほぼ全て見ることが出来ますので、それ以降はスキップの嵐。
1周辺りが短ければいいのですが、30日×2(午前、午後)で結構長いんですよね。
しかも、安藤ローザを最後にしないと余計に1周回るハメになるという作りは正直どうなんでしょう。
あと残念なのは、ヒロインの魅力が1週目にクリアしたキャラ以降落ちてしまう事。
こういうバカなノリのゲームって、日常でヒロインの魅力を引き出すのが大事だと思うんですけど、
2周目以降は、日常をほぼスキップしてしまうので、ヒロインの魅力が色褪せてしまうんですよね。
かと言って一度見た日常シーンを何度も見るのも苦痛ですし…。
個別ルートが長かったりすればいいのかも知れないですが、個別ルートと言えるようなモノはなく、
最後のEND直前で分岐するくらい。コンプを考えても6人のメインは多かったんじゃないかと思います。
しっかし、あの展開(実質レイプだらけ)で、最終的には皆主人公ラヴになるのはどうなんでしょうね…。
あと、イタズラ特化なので仕方がないことなんですが、途中からプレイ自体もやや単調に感じます。
序盤は新鮮でエロさも感じるんですけどね。シーン数が多いのも逆に単調さに拍車を掛けたかも。
あと、各シーン自体はそれほど長くないのですが、主人公の脳内描写が多過ぎで冗長に感じる事も。
イタズラだけでシーンを長く引っ張るのは難しいので、シーンを長く見せる為の工夫かも知れませんが、
テンポの良さを損なっている時があるような気がします。日常のテンポがいいだけに残念。
それと、状況説明的なヒロインの独り言が多過ぎなような気がします。電車の中でも1人で喋りまくり(苦笑)。
絵自体は良いと思うのですが、個人的には顔つきが全体的に似通っている印象。
メインもモブも髪型と色以外同じ感じで、単調に感じる一要因になったかも。
全体的にモブの方が面白い感じのシチュが多く、相対的にメインの魅力を下げた感じもあります。
メインは結局、パンツに変身して男性器生やして突っ込む→ラブラブ、という流れになりがちなんですよね。
個人的にはエロさはあるけど、痴漢シチュ的なものばかりでイマイチ実用的ではない印象。
ですが、ノリがよく全体的に丁寧に作られていますので、バカゲー的な雰囲気が好きな方にはオススメ。