アイテムに肉体操作が多く、プレイに幅が少ないものの、ヒロインは性格の方向性がハッキリしており責め易い。総合的には無難な出来。
タイトルから連想できる通り、特殊アイテムを使ってエロいことをしてしまおうというゲーム。
アイテムの数は16種類と結構あるのですが、半数が既存のアイテムをアップグレードさせたものになりますので、
実質8種類といったイメージで、プレイすると余り多く感じないかも知れません。
種類としては、身体を操る、服が透けて見える、射精量が増える、変身、男性器が生える、生理的欲求の操作、
嘘がつけなくなる、穴を拡張する等…どちらかと言えば、 肉体に干渉するものが多めで、
精神的に操るものが少なく、少々幅が無いように感じます。
また、あまりぶっ飛んだシチュは無く、基本的にはライトに楽しむような感じかも知れません。
シナリオ的には特筆すべき点はありません。ある日、魔王と出会いアイテムを作る力を手に入れ、
身近な女性を堕としていく。ただ、この魔王に関しては最初から最後までキャラ的な謎が明らかにされず、
ちょっと残念。個人的には、最後はアイテムを駆使して魔王を堕とす展開もあって良かったような気もします。
また、終盤の展開がやや強引で、それまで反抗的だったヒロインが、EDで突然隷属的になっているのが
微妙な感じ。隷属する過程をすっ飛ばしている点はかなり残念。
主人公は、痩せている感じのキモい系。ですが、自分がキモい事をある程度受け入れているので、
そこまでの不快感は無かったです。ただ、口調がやや個性的なので、最初は結構気になりました。
あと、合コンのシーンがあるのですが、自分がキモい事を受け入れている筈なのに、
合コン中ヒロインに罵倒されてキレる…というのは、それまでのキャラ設定を考えると矛盾を感じました。
ヒロインは、各々ある程度性格の方向性がハッキリしており、責め甲斐はありました。
芯の強いモデルの美麗、人の気持ちが分からず上辺の付き合いばかりの藍華、
依存心の強い智咲、自己満足に酔っている感じの妙穂。
個人的には、魔王を加えたいところなのですが、和姦1シーンしか有りませんしね。
絵は、良く言えば受け入れやすい、悪く言えば特徴が無い、ということになると思います。
個人的には、妊娠時の腹の描き方が不自然に感じた事と、魔王の立ち絵が下半身にボリュームが無さ過ぎて
バランスが悪いと感じた他は特に問題に感じる事はありませんでした。
絵やシナリオを総合して考えると無難な出来であると言えると思います。
ただ、その割にスカシチュがあったり、少々バランスの悪さを感じたのも事実です。
また、既読スキップがシーン切り替わりでストップしてしまったり、スキップそのものが遅い点はマイナス。