ストーリーはよくあるタイプの人妻を脅迫して調教するといったもの。ですが絵が官能的というか…非常に好みでした。
完璧に絵買いです。
所謂、萌え絵というものにそれほど強く惹かれない私にはストライクでした。
正に「美人」と形容するのが相応しい絵だと思います。身体のバランスも良いです。
官能的な感じがあって人妻モノと非常に相性の良さを感じました。
困惑したり恥ずかしがったりしている顔なんて個人的にサイコーです。
こういう絵柄、最近では流行らないんですかねぇ…。大袈裟かも知れませんが、
方向性を確立出来るくらい、優れている絵だと思えるのですが。
ストーリーの方ですが、堕ちるという過程に関しては今一歩な感じがしました。
恐らく、蓉子の快楽堕ち＆奴隷発言が比較的序盤なのが原因だと思われます。
加えて依存心が強く、反抗心が薄い意志の弱いタイプなので堕とすのが容易いタイプなんですね。
だったら、もっと葛藤というか心理描写が豊富ならよかったのですが、
基本Hシーン→それを思い出す→Hシーンの繰り返しで息つく暇がないんですよね。ちょっと残念。
操はその対極で強くて押しの強いキャラをイメージしたのかも知れないですが、シーン数が少なく
既に堕ちているという設定のため、何とも中途半端な感じになってしまったのは否めないですね。
そもそも、一志のルート自体が伏線回収のような話なので、中途半端になるのは仕方ないですが。
ただ、特に回収が必要とも思えない伏線なので、出来ればヒロインは蓉子1本にして、その分
シーン数を増やす方向にした方がよかった気もしますね。
寝取られor寝取り感は薄めですかね。蓉子自身は罪悪感や背徳感を感じてはいますが、
実際の旦那との関係が淡白にしか描かれないのと、旦那が鈍感で欠片も浮気を疑っていない
ので、なんとなく旦那の存在感そのものが希薄で、プレイヤーから見た背徳感は薄く感じます。
夫婦の会話なんて殆ど「行ってらっしゃい」「今日の夕飯は…」だけですからね。
まぁ寝取りより近親相姦の方がテーマとしては強いのかも知れません。
環境面は低価格の割に秀逸。特にBGVに力を入れていて、シーンに合わせて色々なパターンがランダム再生され、
全て1分以上収録されているそうです。実は私は、どうしても単調に聞こえるBGVが好きではなく、
大抵の場合Offにするのですが、この作品はOnでプレイし、大きな違和感を感じること無くプレイ出来ました。
また、それに合わせてBGVも含めた音量設定も細かく設定できるようになっています。
人妻モノとしてのシナリオは残念なところもありますが、とにかく絵がキレイでエロいので、
絵を気に入って尚且つ、近親相姦に抵抗がなければプレイを推奨します。