珍しい技術青春部活もの。完成度は高いと思う。
それなりに個別の完成度は高かったきがする。
技術的な専門性の高さが注目を集める本作だが、それが絡まない有佐のPM部門が話としては人間ドラマが感じられて一番好きだったかもしれない。技術的困難を解決する話は面白くはあるのだけれど、結局のところ物語には人の感情が動く部分を求めてしまう。
ほのかルートも割と好き。ほのかルートに関しては、事後に性行為から着想を得て技術的問題を解決するくだりは結構バカバカしくて面白かった。『ぬきたし』のような勢いで笑わせるギャグとはベクトルが違った完成度の高さを感じるため、もっと評価されても良いと思う。他にも職人技を否定するARC部長との対決とかはベタだが結構興奮してしまった。
ほのかルートも無論工学的な話は出てくるのだけれど、根本的には職人技を磨くスポコンみたいなところがあり、人情を感じさせるパートが多い。
そう考えるとやはり技術的部分はなんとなく飾りにも思えてしまわなくもない側面はある。
Lift off ことTrueルートは流石に無理がない?と思わせる展開が多くてイマイチだった。部品全部組みなおすのは流石に大分時間がいるし、なんか有佐が昏睡状態になるのも謎だった。
システム面においては、スキップ機能が微妙でプレイの快適性が著しく低かった。