本校と分校で設定や作風が違う為、それぞれ別ゲーと言っていい内容になっている。個人的に本校は楽しめたが、分校の作風と主人公の性格が合わなかった。
攻略順は栖香→美綺→邑那→殿子→梓乃→みやびにてプレイ。
予備知識0だった為、最初に攻略した栖香√の合わなさにギブアップしそうになった。しかし、本校と分校で別物という話を聞いて踏みとどまる。尻上がりに面白くなっていった事もあり、結局最後までプレイできた。
・分校感想
一番堪えたのが、主人公が本当に教師かと疑いたくなるくらい精神的に未熟な所。いくら新米教師とはいえやり過ぎ。設定的に不可能だが、学生ならしっくりきたと思う。
また2006年の作品という点を踏まえても、おっさん臭いパロネタや下品な展開が多くてウンザリした。お嬢様学院という舞台と致命的に合っていないように感じる。とにかくエロシーンが多すぎる。特に栖香は似たようなシーンが多く、非常にテンポが悪い。何故エロを8つも用意したのか理解に苦しむ。
栖香→美綺→邑那と攻略する毎に謎が判明していく構成は良かった。美綺と学院探索する辺りから、こちらのモチベが上がった印象。美綺パパとお付きのハゲの寒いノリさえなければ、好きな√になっていたかもしれない。
邑那はラスボス感が好き。彼女がゲストと判明する流れも良かったし、あのキャラでオナニー狂いな所もエロゲー的に〇。でも源八郎の最期はなんだかな～突然覚醒して大物ムーブやられても、やった行為は消えない。
話は光る所もあったが、とにかく主人公の性格と作風が合わない。本校と比較するとシナリオも無駄に長すぎる。各√2~3話削っても問題ないと思う。
・本校感想
主人公が精神的に大人で、ちゃんと教師をしている点が良い。とにかく心理描写で丁寧で、次第に恋仲に発展していく過程が楽しめた。主人公が自身のトラウマと向き合い、払拭していく流れが良い。分校に比べると話は小粒だが、恋愛ものとして完成度は高いと思った。
でも話を作るのは苦手なのか、強引な展開は気になる。
・殿子が天才学者になる
・梓乃√での変質者
・三嶋の両親が失踪etc…どれも前触れなく起こるので面食らった。
特に梓乃√での坂水による強姦は酷い。彼女の対人恐怖症を考えると、洒落にならないと思うのだが。
みやび√が一番完成度が高くて良かった。北都南の演技もハマっていて好き。
彼女の√を読んで惜しいと思う点が、リーダさんが攻略不可な事。個別がなくても、オマケでHシーン欲しかった～みやびとの3Pがあったらより良い。
これらの本校サイドがあったお陰で、最後までプレイできたと思う。全12話という構成もベストだった。