今年のエロゲショップ福袋でゲットした作品。最初から箱に傷アリ→開けようとしたら外箱破れる→インストール中にPCの電源が落ちて再度やり直し→いざ起動すると地雷を引いた気分になる寂しいタイトル画面&BGM…と、ネガティブ要素満載ではじめました。しかし、中身はそれなりの作品でした。
【システム面】ぱっと思いついた物箇条書き。
・クリックでボイスを継続…可
・ウィンドウ透過度設定…可(薄い、普通、濃いの三段階)
・次の選択肢へ進む…不可 前の選択肢に戻る…可(軽い)
・セーブ数…5×10+クイックセーブ1
・クリア前のCG、回想、BGM鑑賞…不可
・フォント変更…可能だが、明朝とゴシックのみ。
・キャラ別音量設定…不可(男性と女性で音量は別なので、どちらかを消すことは可能)
・文字表示速度…6段階。オートモード速度も6段階
・エフェクト処理…右クリックでスキップ可
・ctrlは全文スキップ。ノーマルスキップは既読のみor全てに変更可能。
・キャラ別固有文字色…なし
・システムボイス…なし
・右クリック…ウィンドウ消去orメニューの選択可
・スペース…ウィンドウ消去(変更不可)
・ウィンドウ非アクティブでもゲームは動作する。変更は不可
・選択肢通過時にスキップ、オート継続…変更可能
安っぽいながらも基本は抑えてます。とにかく軽いのが利点。スキップもある程度は早いです。
欠点は、セーブ数の少なさとフォントの種類が少なすぎる事でしょうか。ウィンドウ透過度設定も3段階は少なすぎますね。
【回想シーン】
抜きゲーじゃないので回数だけを。
京香&沙織が3、アリス、ゆとり、安美が4。全て和姦。ハーレムなし
ゆとりはちょっと特殊で本編中は6回あります。ネタバレになるのであんまり言えないですが、CG使いまわし&実用化はほぼ不可能だと思うので、4回と考えてもらって構いません。
変態プレイ多めです。絵が気に入れば実用も可能。
【シナリオ】
共通:個別で1:1くらいですかね。京香だけが短めだったような気がします(体感)。
共通でも個別でも、演劇&成長をベースにストーリーが展開されます。
共通でも見せ場あり、最初はガキくさかった主人公が成長した場面では、おお…と声が出たほど。個別の終わりも全キャラスッキリしてます。ただ、演出面に難あり。
複数ライターの矛盾、差などは特にありませんでした。ただHシーンではすぐどっち担当かがわかります。
個人的にはゆとりが良シナリオでした。
【演出面】
ほんと作品台無しにしてるくらいのレベルで酷いです。演劇衣装の立ち絵なし、CGもほとんどなし、メッセージウィンドウも変化なし、他にも背景に全く観客がいません。声優さんの演技はすごかったと思いますが、演劇の雰囲気が出せていなかったです。
BGMも微妙です。2008年の作品と比べても、一昔前の作品みたいな古臭さがあります。
色々と安っぽいんですよね…。
【声、CG&立ち絵】
正直一人も知らなかったんですが、全員絵とぴったりでした。演劇の場面でもみなさん頑張ってました。ここは高評価。
CGと立ち絵ですが、原画さん毎に違和感がありました。個人的にタコ焼きさんの原画は好きなんですが、星崎ひかるさんの原画はほんと合わなかった…。
感想…
基本的には面白かったんですが、ストーリーの中核となっている演劇がなんとも言えない演出ですごい残念な気持ちになりました。他にも複数原画がはっきりしすぎててちょっと違和感。
ただ、それがあっても十分良作だと思いました。演劇の演出はダメでも取り込む様は伝わってきましたし、片方の中核である成長に関してはよく出来てました。
ちなみにエロゲショップ福袋の地雷袋(5000円で中身7個)で得たもので、思わぬ収穫でした。箱壊しちゃったのが残念です。