マリーカルートも特に良いとは・・・・・・
ゴルマリのファンディスク・・・・・・なんだけど、何を当て込んでのものなのかイマイチ謎。
まあざっとおさらいしましょうか。
まずは花純
何の事はない遊園地デート。
あの路線で行ったのなら桃と梅も連れてってやれよ、首尾一貫してねーじゃねーか。
本編でもFDでも苛々しっぱなしってのは、ちょーっと論外ですよー。
続いてマリーカ
事件については推測を後で書くことにして。
一言で言うならもっちーすげー。
決して主人公が凄いのではなく、望月久美が凄いだけです。
主人公はほぼ並べられたレールの上を走って行ったに過ぎません。
続いて瑠璃
普段の度胸はどこ行ったのよー って感じ。
プール・・・・・・はいいんだけど、他のメンバー同伴かよw
いくらなんでもヘタレ過ぎんよ瑠璃さーん。
その後の縁日もある意味同伴付きだし、しがらみだけが色濃く映ったお話。
続いて透子
結婚式自体はなしなんかいw
まあその辺のプランなんかをイチャイチャしながら選定するお話。
ちょくちょくエルヴィラさんのお言葉が序盤に挟まれてたのは、ちょっとテンポ悪く感じた。
あの辺は見せ方次第なので、もっと工夫が必要。
モノローグ的な1枚絵でも使って、渚とエルヴィラの会話的な形で消化させるとか。
続いて玲
弟子入り後初めて大きな場で玲の腕前を発表するお話。
他の出演者が地の文だけなのが少し寂しすぎるから、そこはもう少し見せて欲しかった。
それ以外は特に語るべき事もなし。
そもそも話自体が短いからね。
そして、アフター組最後の紫子
一言で言うなら、何でもできてしまう人は、その方面もぶっ飛んでた ってところ。
紫子の話は、主人公の過去のトラウマに関する話が少し絡むのは本編から変わらないので、なんとも言いがたい。
紫子としては解消させてあげたいんだろうけど、人によっては大きなお世話であると思われる事柄なので、このキャラのシナリオ担当は良く踏み込んだなとは思う。
ただそれは、立ち直れてない人にするものであって、今の家族を大事にしている渚にまでする必要があったのかは懐疑的。
ともすれば、紫子の自己満足、傲慢とも受け取られかねないし。
まあensenbleでは数少ないSM系を入れるためには、仕方なかったんだろうなと無理矢理納得させてる。
それでも受け側が主人公なのはどうなんだって話ではあるのだがw
エクストラ1つ目の本編数年前のエルヴィラと久美
慣れない日本、そして母親として苦労するエルヴィラ、そして、アンナの最期を看取れず、後悔に苦悩する久美のお話。
ごめん、各ヒロインのASよりも、こっちのほうがほっとするお話だったわ。
アンナの代わりに母になろうと苦心するエルヴィラ。
一方、アンナの面影を渚に見出し、今度こそ守ろうと誓う久美。
そんなギクシャクした2人に、家族になろうよと提案する渚。
それぞれ生まれも育ちも違う3人が、それでも1つ屋根の下、家族として新たな1歩を踏み出そうとする様は、絆と感じさせるには十分だったように思う。
そしてお風呂でヒロイン’sが酒盛りするお話。
これが必要だったのかはあえて問うまい。
ただ、エルヴィラと久美のお話を見た後で見ると、ちょっとビキビキするかもしれない。
総評
相変わらずの塩スープですなあ。
もっと具沢山なファンディスクでもええんじゃよ?
個別で評価するほどのものもあまりなく、強いてつけるなら45点。
ファンディスクとしてのデキなら、乙奏FDのほうがよくできていたと思う。
さて、ここからはややどうでもよさ気なお話
船の事故の真相が語られなかったのは、恐らく陰謀だけが100%の原因ではなかったからじゃないかと推測。
爆発そのものは意図的、脱出手段の不備は会社の杜撰であると予想してます。
恐らくではあるものの、ターゲットはエルヴィラ。
とはいえ、明確に殺害の意図があったようにはあまり思えず。
大惨事になったのは、ひとえに杜撰な運行会社によるものです。
渚の父母はどちらも地位とは無縁の生活をしていたのですから、狙う道理がありません。
渚の父に関してだけは、精神的な痛手を親族に与えられた可能性もありますが、それでも少し弱い。
むしろ、小国とはいえ1国の主賓の血縁者を殺してしまったのは、想定外であると思います。
そう考えると、エルヴィラと渚が家族として生活するのは、かなり業が深いですね。
その後、狙われる事がなくなったのは、経済社会の第1線から手を引いたからでしょう。
そういえば、久美はアンナ付きでもあった事を考えると、最低でも30は超えてる計算ですか。
年齢不詳はよくあることなので、それでも可愛いとは思いますが。
実はこっそりエルヴィラより上かもしれないと思ったのは内緒。
それなら攻略キャラになれないのも納得なのかなと。
でもやっぱり久美にも幸せになってもらいたいなあ。
肩の荷が下りたと話してるのは、ほぼ透子アフターくらいのものだし。
エルヴィラの十字架は既に、家族になろうと渚が願った時点でほぼ外されてるのにね。
本編から通して中の人の声で印象的だったのは、エルヴィラ役のかわしまりのさんと、久美役のひな葉月さん。
りのさんの声なら母親役は割と適任だし、葉月さんはツッコミ役としてキレがあった。
葉月さんは、後の『乙女が彩る恋のエッセンス』にて主人公役を張るわけだが、この頃から構想はあったのかなと思わせる。
FDも含め、ゴルマリ自体はやや残念なデキであったように思う。
この会社の普通のエロゲ路線は、もっとチャレンジ精神があってもいいかな。
ハイソらしさを出したいなら、もっとしっかり前面に押し出していいし。
その辺が半端すぎるから印象が弱くなるのだと。