シリーズ完結作として文句ない出来
《雑記》
※D.C.Ⅲ+のものとほぼ同じです。
自粛で暇すぎるので気になってたD.C. 〜ダ・カーポ〜 アーカイブス SAKURA Editionを中古で購入。やってみました。
攻略順は リッカ→サラ→シャルル→姫乃
お気に入りキャラはリッカ・姫乃です。風見鶏編が最高に好きです。
《採点》
シナリオ:45/50
絵・CG :14/20
声・音楽:15/10
環境 :3/10
エロ :3/10
計 :80/100
◎シナリオ
D.C.・D.C.Ⅱの続編にしてシリーズ完結作。4のことは知らん。
Ⅰ、Ⅱのときからこのシナリオが考えられていたとするとシナリオライターの技量はすごいと思う。まあそんなことはないとは思うが、偶然を考慮してもシリーズの出来・締めとしては最高だと思う。思い出補正もあるけど。
主人公は典型的な鈍感俺ツエー系なので、それにイライラしなければ楽しめる。
風見鶏:まず世界観が好き。1950年のロンドンの地下にあんなものがあって、魔法社会がこれだけ成立していたというだけでロマンがある。できるだけ当時の時代背景を汲み取りつつ、シェル的なものは魔法で補うといった時代錯誤的な部分は少ないと思う。
初音島:さくらが出てきてびっくりした。歴代シリーズよりも主人公がモテててやや甘すぎる感じは否めないが、それはそれで好き。アニメ版やFDでうまく補完できてると思う(だったら本編に入れろって話ではあるけど)
春風の~:普通にⅡのキャラが集まっただけでも感動だった。所詮はサブシナリオなので短く中身も薄いが、Ⅱのキャラがその後どうなったかに触れてくれただけで満足。
以下個別の感想
リッカ:個別よりも共通のリッカとの関係性が好き。互いに信頼しあってるような関係が最高すぎる。俺もこれになりたい。
エピローグの恋をすると魔力が…の下りはマジで泣ける。さすがメインヒロインにして正妻。
シャルル:エトとの対面のパートはガチ泣きした。全体的に甘いシナリオだけどそれがいい。
姫乃:姫乃デレるとかわいい。夢見で事故ったときの疑似初音島の雰囲気の不気味さといい、よく書けていると思う。
サラ:主人公かっけえ。俺ツエーが苦手な人には苦手かもしれないが、個人的には楽しめた。
PSP版のグニルックの描写がしょぼすぎて笑ってしまったが、PC版も大して変わらなくて苦笑。
葵:ルート的に今作の鍵を握る存在なこともあったのかやや優遇を感じた。まあかわいいので許す。
Zeroシナリオの解呪しようとするシーンはとても感動的だった。
DaCapo:今までの総力というか、集大成という感じ。ことあるごとに感動できる。
シャルルの魔法復活の下りがやや軽く扱われたことが悲しい。
さくらの存在も含め、伏線をできるだけ拾えているように感じた。間違いなく最高のゴール。
◎絵・CG
うーん。まあ普通。桜に関する描写はⅡのときと同じくよく出来てる。
キスのときの1枚絵が結構好きです。リッカとかサラのとか。
◎声・音楽
D.C.シリーズの曲は最高。サントラを買え。
結構チャプター?が多いのでその度にムービーが入るが、楽曲もムービーも作風の雰囲気とマッチしていて最高。
周回プレイ時もムービーは全部見るくらいには好きだった。
◎環境
まあここは昔から使いにくいですね。特にどうこうないです。
◎エロ
あんまり使えなかった。でもダ・カーポシリーズの妹は結構そそられるものがある。
《総評》
今までの設定をできるだけ回収しつつうまくまとめ上げた良作。偶然かもしれないが、結論だけなら最高。
個人的には風見鶏のループ脱却後の話を見たかったが、それはFDで楽しみましょう。