わんこ――人間の子どもに耳と尻尾が生えただけのような姿形をしながら、ペットとして容易に廃棄もされるそんな存在――が「エロゲ」という枠内で更にいびつさを産み出しているが、それを受け入れられれば類稀な癒しの空気に身を置ける。明日もきっと、散歩日和。
※ワンコ=メインキャラの一匹、ピンク髪の子
わんこ=ペットとしての犬一般
を指します。
1:44/Nomal End(スタッフロール無し)
1:00/End1
1:04/End2
0:54/おまけ(3つ)
計4時間42分
Voiceなし。テキスト瞬間表示なし
主人公名前変更可
CG数:36枚(差分含まず)
BGM:15曲+OP,ED
エロシーン
透子さん:愛撫→69→本番 のセット×2(CGは同じ。テキスト・差分に違いあり)
ワンコ:フェラ1回
トリプルフェラ→愛撫&百合(ワンコとリリー)→本番(挿入は透子のみ+2匹の愛撫)
(聖水は透子さん3回、ワンコ・リリー1回ずつ、SEなし)
安瀬聖氏持ち味のしっとりとした曲調に加え、ワンコの無邪気さ・ただ散歩するその楽しさ
を感じさせる陽気な曲が、「Back Ground」に留まらずより全面に出てる印象。
それに加え、桜沢いづみ氏の髪の毛のふんわり感に見られるような「ふわふわした柔らかさ」
+塗りによって雰囲気としては極上。
もちろん、トノイケ氏の筆力も相まって。
主人公の持つ親との確執に関する過去話や、(これは深く言及しないが)わんこに対する
人間の接し方といったストーリーもあるのだが、基本はある一日の散歩風景を描くだけ。
そのゆったりした一日に、透子さんと結ばれたり、亡父との関係が改善されたり…。
※多少「その日」の前後も描かれます
だから、散歩ゲー。雰囲気ゲー。眠くもなる。
ツライ時に心を休める、極まって寝てしまう。
心地良くなって寝る「睡眠ゲー」は褒め言葉だと思います。
それにしてもトノイケ氏のイチャラブエロは凄い。
聖水はちょっとアレなんですが、透子さんが非常にかわいらしい。
日常会話に隠れている親しみがちょこっと見えたときとか、「好意」として示される
イチャイチャやエロシーンでの心の通い合いが素晴らしい。
ある意味鬱ゲーですが(笑)
イチャイチャイチャイチャイチャイチャしやがってヽ(`Д´)ノ
そう、透子さん関連は魅力を充分引き出せていると思うのだが、わんこの存在がなぁ…
誠一はワンコとのキスにどぎまぎしたり、裸に興奮しないよう自制したりする。
物語世界とはいえ、ペットからかなり人間よりにワンコを見ていることが伺える。
それにも拘らず廃棄の話が(確か)出ているし、少なくともペットショップで売られている訳だ。
人によっては性欲の解消として「使える」ような存在が。
18禁PCゲームのほとんどがそうであるように、この作品も「エロゲ」である為、
こうしたわんことも(本番はないものの)エロシーンがある。
人間か人間じゃないかの区別に「性」というのは大きなファクターだと思うんです。
だからこそ性欲の対象でありえ、それでいてペットであるわんこを当然のように
受け入れるのは何か釈然としない。
仮にエロシーンが無ければこの「歪さ」も目立たない――おとぎの国に行ったように――
のだろうが、う~む。
(動物よりとして獣姦、人間よりとして淫魔とか妖怪のエロゲーの存在は知ってますし、
言葉が通じない「わんこ」のようなキャラもいるかと思いますが、詳しくないので触れません)
ま、こんなこと気にせずまったり楽しむのが一番だと思いますし、私もそれなりに実行できたかなと。
透子さんのようなお姉さんが欲しいもんです。