空を飛び回る気持ちよさとバトルの高揚、挫折と苦悩と救済。どれも満足いくくらい楽しめた。主人公＋ヒロインだけでなく師をはじめ脇役もよく活躍している。フライング・サーカス（FC）設定がよくできていて、興味をそそるぐらい広さと魅力を抱え、説明が先行せず平明。静止画でも十分動きが見れるものだったし、アニメだと更に映えるだろうしで楽しみ。
音声9割以上聞いた時間。
13:38/真白
5:50/みさき
4:45/莉佳
6:00/明日香・Finale
計：30時間13分
シーン数：みさき3回、他2回ずつ
挿入までは長め、挿入後は短めってタイプが多い。
CG数：93枚(内エロ17枚)＋SD22枚＋回想モノクロ系36枚
BGM鑑賞なし
6章までが共通で、7,8章が個別。体験版は3章までで、選択肢以外に追加された部分はなかったはず。
真白。小動物系萌えルート。ぎくしゃく感がかわいい。
まわりに天才がひしめく中、凡才がFCへの情熱――主人公晶也との約束――と、愛すべき
みさき先輩を取り戻すことを掲げ、立ち上がる。
莉佳。凡。
生真面目っ娘がFCの楽しさに目覚め、ラフプレー選手との因縁をつける。
みさき。挫折と過去。人間臭い話と頭スパークしてるエロ。
天才とうたわれるが故に更なる「天才」に打ちひしがれる。晶也との類似性が最も高いため、
心理描写が深く、また技術と戦略をあがき築いて「天才」に挑む、深みをみせたルート。
明日香。「ほんとうのFC」。
葵さんー昌也、昌也ー明日香。師弟関係が光る。
センターヒロインに相応しい頂上決戦をみせる。半ば少年漫画のインフレに突入もするが。
敵役は良いキャラしていたが、晶也に対する追いつめなどは足りず、心理面で遅れをとる。
また前哨戦としては、みさきルートでみせた駆け引きに準ずる戦略戦をしなかった点が悔やまれる。
真道一成越えも兼ねた、封殺目的ではなく対抗ゲーム化としての支配権の奪い合いが見たかったのに。