フリーウェア。プレイ時間2時間2分。「ツルゲーネフによろしく」の続編。私はこっちから先にやってしまいましたが(笑)、問題なく、また予想外に楽しめました。おまけの声優コメントがまた可愛いんだ、これが。
実質的な選択肢はEnd前のひとつであり、Endは2種類。
おまけにキャストコメントと、NG集あり。(CGは5枚くらい?、BGM鑑賞はなし)
キャストコメント:犬飼あお(ツルゲーネフ)…18分 散花千鶴(幼馴染)…8分
※前作とはツルゲーネフのキャストが変更しています。宮崎美月さん→犬飼さん
システムはそこらの商業作品よりしっかりしてる。
エロは一回(ツルゲーネフ)。ちょっといじる+挿入。但し、主人公の友人が書いた物語上でのこと。
また幼馴染とは、(幼馴染→主人公の上半身チュッチュ+主人公→幼馴染の裸体をおかずに自慰)があり。
※裸体CGなし
※あくまでツルゲーネフちゃんがヒロインです!
que suis je pour elle? 「あのひとにとって、 わたしはなんだろう?」 ツルゲーネフ『はつ恋』より
本編をやると『はつ恋』のネタバレ食らうので、嫌な方は先に読んでおくのがいいと思います。
同人らしい荒削りな感じがAVでいう素人モノみたいで、箸休めのつもりが思いがけず楽しめた的な。
特に犬飼さんの声・演技、なによりキャストコメントでのしっかり者+かわいさが良い。
チュパ音上手いし。
※抜きゲの商業作品だと30作近くでてるみたいで、新人さんって訳ではないですね
話に関しては、ツンデレっ子ツルゲーネフちゃんと、恋のライバル幼馴染(この子氏名ないんですw)
との三角関係がメイン。
より正確には、ツルゲーネフちゃんが邪魔者に負けずに、前作で成立した成り行き上の「恋人」
から真の恋人を目指す、そんな感じでしょうか。
作者めそ氏があとがきで「ツンデレ」が属性化して本来のモノが死んでしまったと憂えて
いたが、その想いを強く感じるほどのキャラには仕上がっていたようには思えないのがちと残念。
もちろん、属性化したことで受け手側のレッテル貼り・類型化という問題は避けられない
だろうが、「ツンデレ」の中でも、魅力的なキャラとただの属性を与えられた薄っぺらい
キャラとは違いがあると実感しており、所詮いちユーザーの戯言であろうとも、想いのまま
作ってくれたら良いのにと感じております。
ツルゲーネフちゃんは「好き」と言われるとくるくる慌てすぎな感はあったが、単に「ツン
デレ」を付与されたキャラには感じなかった。
幼馴染ちゃんとの対決で見せた、心の弱さ・すぐ泣いちゃうとこ・そのくせつっかかって、
よく言えば向き合わずにいられないとこ、なんかはキャラの特徴がよく出せていたと思います。
※「ツンデレ」の定義(時間経過・天邪鬼的性格・恋人の前でだけダダ甘え…)の争いは
置いといて。今回は「好きだけど素直になれない」で捉えました。
他に惜しい点としては、無駄に尺を割いてるところがある(なんでお前がこのクラスにいるんだ!?とか)。
そのため「呪縛」としての幼馴染ちゃんの活躍の場が少ない。End前をもっと厚くできたはず。
幼馴染ちゃんの裸CG。
ツルゲーネフちゃんの立ち直りがちと唐突。教室で会ったときにちと涙ぐむ感じを出すとかしても良かった。
幼馴染ちゃんの録音環境があまり宜しくない?篭ってる感じ。
最後に。スタート直後の注意書きに批評お断りってあったけど、感想?だし、いいよね(笑)
声優変更にちと不安を感じつつ、前作にもこれから手を出す予定ですが、
OHPの「うるさぃ……断れ、ばかっ……」がかわいすぎてやばい(*´ω`*)
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