キャラゲー？
主人公がモテモテになる御都合主義ゲーム。
ある日気がついたら、隣の家がお金持ちの～というテンプレな感じがあります。
ただ、このゲームの見所はそこではなく、個別ルート後に入ってからではないでしょうか。
とくに初期ヒロイン5人のルートは、発売した時代において斬新な地位を確立できたのではないかなと思います。
たとえば、時雨亜沙ルートでは芙蓉楓が諦めていなかったり、神王と魔王が一夫多妻制の道を唆したり、など個別後に入っても、他のヒロインの存在を匂わせてきます。
主人公(あるいは主観的存在者、プレイヤー)が1人のヒロインと結ばれても、他のヒロインの好感度そのものがなかったことにはならない、消滅しない、ことを印象づける作品でした。
この点は、マブラヴや世界征服彼女に共通して見られるところだと思います。
キャラゲーとして評価するなら、主人公の親友(悪友)の緑葉と旧サブヒロイン(完全版でヒロイン昇格)の麻弓=タイムの絡みは、Navelにありがちな笑える展開です。Navelの作品が笑える作品と思える方は、笑いながらプレイできるかと。