この作品を作ってくれた人達に、ありがとう。この作品と出会えた巡会せに、ありがとう。
ネタバレがありますので、未プレイの方はご注意ください。
初めて感想を投稿します。
こうして吐き出さなければどうにかなりそうだったので。
私はこれまで様々な作品をプレイしてきましたが、一度も感想を投稿することはありませんでした。
そんな私が投稿してしまうほど、この作品は人の心を動かす力を秘めています。
パッケージを見た時には、ここまで心を動かされるとは思っていませんでした。
物語を通して、私は異常に月社妃に感情移入してしまって、最後までプレイし切るのが大変でした。
もう1週間経つのに、妃のことを想うと未だに涙が出ます。この感想も今涙を流しながら書いています。
この感情をどうにもできてなくて、今はもう時間の優しさに縋るしかないです。
最後までプレイして初めに思ったことは、妃だけいないあのTrueEndに納得いかないし許せないということでした。
物語から自ら退場したのだから瑠璃は生き続けるべきでない。妃を弄んだのだからクリソベリルは許されるべきでない。
それなのに。
12章まで突きつけられてきた物語に対して、TrueEndは日和っていると感じました。
日和るなら妃も救ってよ。日和らないなら徹底してよ。
これでは妃があまりにも不遇で不幸じゃないですか。理不尽です。
ルクル先生からこれをTrueEndとして提示された以上、あの終わり方が正史で覆ることが無い事実に打つひしがれています。
この憤りはどうすればいいのでしょうか。
私の味方は蛍だけ。
蛍がいなければどうにかなっていました。蛍ありがとう。あとASMRもありがとう。
蛍視点を描いてくれたことが。他の誰でもなく妃のASMRというのが。
私のような読者も認めてくれている様な気がして。
だから私はルクル先生のファンになりました。
それに、私はアラサーなのですが、ルクル先生とはどうやらそんなに年齢離れていないようで。
同世代でこんなに素敵な物語を紡ぐ先生に対して、これから応援していきたいと強く思いました。
ただ、やはり結末に日和ったことだけがどうしても残念でなりません。
妃を想うからこそ。妃の物語が美しいと思うからこそ。
TrueEndの在り方に不満を持ってしまいます。
様々なしがらみがあった上での結末であろうことはお察しします。
それでも、いつか、先生が真に描いていた結末を見れる日を夢見ない訳にはいきません。
ウグイスカグラから羽ばいた先生の次なる3部作、大変楽しみにしています。
本当に本当にありがとうございました。