別の作品で「英雄」って単語を聴くと鼻で笑ってしまいそう。
true endをやってこっからが始まりだなと思いました。
平和を求める為に悪鬼となった湊斗景明だけど、英雄編の一条と同じ位苦悩するのかなと・・・。
true endでは景明は結局光の後を追い武の頂点を目指し、英雄編では景明を否定しながらも同じ事をしてしまっている一条・・・この行きつく所のやるせなさもこの作品の魅力かなと思います。
「和を以て貴しとす」少女が最後に放ったあの言葉も非常に皮肉に聴こえました。
ただ結果的にそうなれば良いんですけどね・・・。
今まで抱いた価値観をぶっ壊す位の破壊力があり、非常に読んでいて楽しかったです。
こんなレベルの作品にはもう出会わないだろうと思える位です。