キャラよしエロよしゲーム性よし
初の拠点防衛型SLGという事で心配などされてる方もいらっしゃるかと思いますが、問題無く楽しめます。
ただ称号で決まる産卵時のスキル・能力の付加や部屋の構築では、強さや利便性を求めた結果、数多い種類の割に実際使うのは一部に限られてくるのが欠点といえば欠点です。
例えば称号、遠隔攻撃、追加攻撃辺りがどうにも強すぎて、後衛に配置するキャラはそれプラス攻撃力増強系の称号を使うのが常であって、多様な称号がある意味が全くありません。
水棲活性など、師団指揮を使った方が明らかに便利で、使う機会が魔力不足でどうしようもないって時ぐらいです。
しかし、その場合もターンを置いてから産卵させる事が多いのでやはり使う機会はありません。
そして例えば部屋の構築。
(私はですが)牢屋、魔法陣、財宝、研究所、後は訓練所でフロアを埋め尽くしたりして遊んだり、まぁそのぐらいしか使う事がありません。
魔法陣に至ってはデータを引き継ぎを行った際は全く使わなくなります。
これは仕方ないかもしれませんが、他にも後半になればなるほど使うユニットは限定されてきたり。
とまぁ、上げた通り、クリアを視野に入れてプレイするならフルに機能を生かしてプレイなんて事は出来ません。
ぱっと見、批判ばかりしてますが、これらを抜きにしても十分に楽しめる出来です。
絵が受け付けるのであればやってみる事をおすすめします。
エロシーンについては他の方も言及してらっしゃったかと思いますが使いまわしのシーンが多いです。
詳しく調べてはいないのでわかりませんが、恐らく被虐と快楽で分かれている事が推測できますが、それにしてはどちらも最終的に快楽でアンアン言っていますので、あまり分けた意味がないです。
ま、そんな者はふたなりにされた勇者様が全部帳消しにしてくれるので問題ありません!
テキストは割とぶっ飛んでますが。
それと最後にシナリオなんですが、ネタバレ要素多めなので、プレイ前の方はおひき返し下さいませ。
これは前作、いや前々作、下手したら初代VBから思っていたの事なのですが…大まかな流れや設定は上手く作ってあると思うのですよね。
しかし、音楽の使い方の問題なのでしょうか、燃えるシーンのはずがイマイチ盛り上がらないというか。
唯一、気分が高揚したのはシャナンvsアギリス/ルキナvsゼファードぐらいで、他は上がりきらない内に終わってしまうというか。
燃えに関してはイマイチでした。
シャリーアの登場に、天使出現、グランドルートといっていいロウルートですが、なぜシャリーアにセリフを入れなかったのだ。
終始セリフなしでそのまま退場していくとは予想の斜め上をいっていました。
それに反するカオスルート。
魔王キルト君ですよ。前作の追加要素、デウスモードの皇帝フリードといい、今回の魔王キルト君といい、主人公がラスボスみたいな展開は大好物です。
悪堕ち主人公から仲間との対立までのこういった流れのある作品は非常に少ないので重宝します。
ただ駄目だしをすれば、主人公の変化に戸惑う仲間の描写をもっときちんとしてほしかったです。
とりあえずはこんな所でしょうか。フェルシス2もありますし、来年には次作、VBFも待っていたりと、今から楽しみです。