落ちることのないゆず作品のクオリティに脱帽
ストーリー的にはいままでのゆずの中で一番良かったように思う。
テキストも読みやすく、途中でだれることはなかった。
全体のボリュームとしてはそれなりの長さがあるが、天神乱漫やドラクリよりコンパクトにまとめられている感があってプレイ時間はそこまで長くならなかった。
総プレイ時間はたぶん25時間くらい。
キャラは会長以外はどのヒロインも魅力的で甲乙つけがたい。
あえて順位をつけるなら
めぐる≧寧々>紬>和奏>>>>>>会長
めぐると寧々はシナリオ的に良かったと感じた部分が大きい。
紬はルートでのいちゃいちゃやシーンのインパクトが弱かったのが少し残念。
会長は個人的に正直どうでもよかったので代わりに和奏をメイン扱いにして欲しかった。
CGはいつも通り秀逸で文句のつけようがない。
今作のお気に入りCGは紬との遊園地キスCG。
立ち絵もよく動き見ていて飽きない。
あと、どうでもいいことだが、ゆず作品は背景に過去作のヒロインが散りばめられているのがお約束になっているが、今作は佐奈がどこにいるのか自力で見つけることが出来ずにショックだった。
シーンは寧々9、めぐる、紬、会長4、和奏3の全部で24枠。
過去作と比較すると総枠数自体減っている上に、寧々に偏りすぎているためそれ以外のヒロイン目当てでプレイした人にとっては不満が残るかもしれない。
事前情報で寧々のオナニーCGを2種類目にしていたため本番数が気にかかっていたがそこは杞憂だった。
和奏の枠がサブ故に少ないことは残念だが、寧々とめぐるがエロかったので満足はしている。
卑語は結構な頻度で出てくるが紬は全く卑語らない。解せん。
修正は無音消し、ムラはあるものの総じて短め。もう修正なしにしてくれよ、マジで。
音楽はまずまず。
作中BGMは雰囲気でてて良かったと思うがボーカルソングには相変わらず魅力を感じなかった。
システムは前作よりさらに磨きがかかった。
お気に入りボイス機能は素晴らしい。
お気に入り登録枠を任意に増やせるのでセーブ枠数とかを気にせずに済む。
欲を言えばメディアプレイヤーみたいに再生リストとか作れれば尚良かったと思う。
あと、バックログでのシーンスキップの際、チャプターで選べるようになったのも○。
(過去作では狙いのシーンを探すのに苦労した)
不満点は選択肢後スキップ継続をするにしてもなぜか継続しない点のみ。
総じて粗の少ない良作だと思う。
今の時点でゆず作品でプレイならどれ?と問われれば、間違いなくこの作品を勧める。
次回作も絶対買うので期待しているとともに、和奏のえっち補完の意味も込めたFDを切に願う。