エロゲーはいい、知性を育むだけでなく、心を豊かにしてくれる
構成は本編のヒロイン9人+ノーマルエンドのエピソードとおまけシナリオ13個。
あけるりMCと似たような感じだった。ボリュームも似たような感じで総プレイ時間は10時間強。
読みやすくテンポのいいテキストは本編同様。
あからさまなパロネタを使わずにクスリとさせてくれるテキストは読んでいて楽しいし気分がいい。
不満があるとすればしっぽデイズの二人がおまけシナリオ一つずつだけという点。
シーンは一応用意されているがしっぽデイズ自体が相当短かったのでこちらではそれなりのボリュームを期待していただけに残念。
CGは相変わらずのクオリティなので特にいうことはない。
立ち絵の配置や背景とのコントラストを巧みに利用した演出も健在。
また、夏野イオ氏のHCGも美しかった。
というより本作で一番気に入ったCGは朔夜の2回戦目のCG。
シーン枠は全部で17。(メインヒロイン2×5、サブ1×4、しっぽデイズ1×2、さより姉妹丼1)
総数はこんなものかと思うがやはりしっぽデイズの二人がひと枠ずつというのは寂しいと思う。
それと、さよりとの姉妹丼を作るなら夢オチでもなんでもいいからハーレム枠作ってよかったんじゃない?と思う。
それと、本編で喘ぎがイマイチだと思っていたがこれも大して変わっていなかった。
本編の方は初々しさを出すための指導かとも思ったがやっぱそうではないのか。
音楽に関してだが、とりあえず特典か何かにOPフル入れたサントラが欲しかった。
新しく作ったOPを見る機会が起動時か鑑賞モードしかないのでもったいないと思った。
システムに関しては本編とだいたい同じのように思う。
気になったのはテーマを設定した状態で特定の時刻になるとメッセージが出るところ。
粋な図らいではあるがこれは邪魔に感じる時もあると思う。
後不具合というほどではないがさよりのシーンではテキストボックスがシーン用のに変わらない。
総評するとまあ安定のオーガストといったところ。
あけるりMCのボリュームで短いと感じた人にはこちらも物足りないであろうが羊飼いファンなら買いだと思う。