エロゲーはバイブルだ。文化だ。関係に行き詰ったら、そっとパッケージを開けなさい。そこに、宇宙の真理が描かれている。
声優と主人公的にこのゲームを購入すること自体は確定していたのだが、予約特典に全く魅力を感じなかったので中古で購入。
いざ買ってみると期待していたものよりもずっとよく、自分史上最高に俺得なゲームで中古で買ったことを少し後悔した。
シナリオ
なんだよ、結構面白いじゃん、というのが素直な感想。
序盤はパロネタをおりまぜつつテンポ良くすすむのであまりダレなかった。
個別に入ってからのあまあまいちゃいちゃぶりは本当に悶え苦しむレベル。
シーン全部終わってから2ndOPが入って一気にクライマックス→ED。
最終章入ってからムービーが流れる構成にはびっくりした。
最終章の盛り上がりもなかなかにアツく、いかにもヒーローモノっぽい感じでよかった。
個人的には最初から最後まで楽しめたので満足です。
欲を言えばキャサリンというわかりやすい悪が淘汰される様をもう少しきっちり書いてくれたらもっと気分のいいEDになったのにと思う。
他の方々も言われているがルイ様は最後にやったほうがいいと思う。
少なくとも優香よりは後回しにしたほうがいい。
後、パロ成分が多目なのと、ヒーローモノなだけあって冷めた目で見ればただのご都合全開なだけの話になってしまうのでその辺嫌な人は回避推奨。
キャラ
声優さんGJ!
どのキャラも非常に魅力的で、個別のいちゃいちゃの破壊力がやばい。
巷ではルイ様が人気のようだが自分としては絢乃≧優香>佐緒理≧ルイ。私はロリコンでは無かった。
絢乃は私の短い杏子御津歴の中ではNo.1のキャラ。シーンがもっとまじめないちゃいちゃなら最高だった。
優香は声優さんの力量勝ち。主人公とえっちしたいよぉって連呼するところでは心臓が止まった。
佐緒理はあんまり人気ないみたいだけど自分は結構好きだし、演技自体はそよよの中でもベスト5に入るくらいにはよかったと思う。
あと男のサブキャラが地味に好き。
西園寺と十兵衛はいいキャラしてるし、イカす発言が多い。
青年よ、パッケージを抱けは間違いなく名言だろう。
それとは逆に23区のヒーロー影薄すぎ。
せっかくキャラデザまでしてるんだからもう少し出番あってもよかったのではと思う。
CG
一枚絵は最近のクオリティが高い他の作品と比較すると出来が少し劣ると感じた。
作中で特にグッとくるCGは無かった。
立ち絵はいいんだけどなぁ。
どうでも良いけど、主人公は強面らしいが一枚絵を見る限りは普通に好青年っぽくて逆にイラつく。
シーン
シーン数は4×4でまあ普通の萌えゲ並の数。
テキストは賛否両論あるようだが私としてはやや否。
選択肢のネタは面白いからいいとして、行為の最中までプレイヤーを笑わせる必要はないと思う。
卑語は無音消しだがそこそこあるのでその点においてはライターGJ。
音楽
この作品のBGMは個人的にかなり評価できる。
アツい場面をさらに盛り上げる感じの曲が多く、作風にあっていて◎。
ボーカル曲もそこそこいい曲だと思うが作曲がエレガなだけあって曲が流れると似た旋律の水樹奈々の曲が思い浮かんでしまう…
システム
すこぶる良好。
各ユーザー好みの細かい設定とかが出来るようなタイプではないが、私の趣向的に不満は全く無かった。
最後になるが、こんな俺得ゲーを作ってくれた製作陣には感謝の念が尽きない
本当にありがとうございました。