いつまでも、あると思うなゲームと妹
本編で攻略できなかった葵が攻略できるということでそれなりに期待してプレイ。
前情報からボリュームが少ないということは知っていたが、思っていたほどではなかった。
葵ルート2時間強+本編メインのアフター2時間×4(乙女だけかなりみじかいが)で10時間くらいでフルコンプできると思う。
確かに短いには短いがFDならこんなものだと思うし、toyつめちゃいましたのことを考えるとむしろ頑張ったほうなのではないかとさえ感じてしまう。
シーンの枠は16で本編より増えてる。
個人的に納得いかない点もいくつかあるが、それ以外のシーンの出来は相当いいと思う。
声優さんの演技はいいし、テキストもよくどのヒロインもそれなりの頻度で卑語ってくれる。
それぞれのルートごとの感想、不満点を以下に
葵
本編における主人公の葵ディスっぷりを見てFDでどうなることやらと思っていたが内容は結構シリアスよりだった。
お兄ちゃん押し倒したらお兄ちゃん改心(?)しちゃって、後は親を説得しますよという蓋を開けてみればよくあるタイプの話だった。
最初に押し倒してはいるけど、葵が猛烈アタックしてお兄ちゃんゲットだぜ~っていう感じはあんまりしない。
でも話の内容にはあまり不満はなく、むしろシーン枠の振り分けに大きな不満がある。
回想モードには葵の枠は4つ用意されているがその中で本番は2枠、しかもそれは本編の話的には一回戦と二回戦みたいな感じでつながっているシーンである。
一応場所が部屋から風呂場に変わって、服装も変わってはいるが自分的には実質葵との本番は1回とみなしてしまう。
葵のためのFDだというのにこれはどういうことだよ・・・orz
いつまでも、あると思うなゲームと妹という言葉は本作で葵が主人公に向けて言う台詞だがむしろこの言葉は製作陣たちにおくってあげるべきである。
あと、OPを葵に歌わせたのはなかなかよかった。
というか本編製作時にここまで予想してキャスティングしていたとしたら脱帽モノである。
灯
完全にエロ担当です本当にありがとうございました。
灯の枠は全部で三つ、そのうち最初の二つはエロエロ全開で素晴らしい。
だが最後の枠、お前だけは許さん。
というか親子丼を誰が望んだというのだろうか・・・
本編進めていくうちに嫌な予感はしてきたのだが、全く予想していなかった誰得シーンには開いた口がふさがらなかった。
やるならきっちりルート作ってやってくれ。
加奈
枠は三つあるけれど、半分は鈴鹿様とのシーン。
本編やってるときにも思ったけどやっぱり二人ともゲットしてハッピーエンドってのはどうもね・・・
鈴鹿様を復活させるのは全然いいし、新しくビジュアルを用意した点でも意欲は認める。
しかしそこまでするならルートを加奈アフターと鈴鹿ifで分けて作ってほしかった。
まあ本編のエンディング的にはifは難しいかもしれないが・・・
暮葉
個人的にはこのルートが一番よかった。
枠は4つとなぜか優遇されてる。本編でなかった茶釜制服でのシーンがあって大満足。
話の内容的にもいちゃいちゃが多くて期待通り、特に序盤の暮葉が無理にツンツンしようとしている部分は可愛さがにじみ出ていてよかった。
乙女
このルートだけ極端に短い。本編では真ヒロイン扱い・・・だよな?
枠も2つ、人気投票の結果を色濃く受けているのか冷遇されている。
かわいそうに、としかいいようがない。
総評すると、期待してた部分はよかったけど予想とは違った部分でダメージを受けた感じ。
本編好きだっただけにちょっと残念な出来だったかな。