悪くはないのですが、設定負けしてる印象が残るゲームでした。
最初から中盤までは良いのだが、茜子ルート(TRUEルート)で広げた風呂敷をたためていないため後味が悪い出来になってる。FANディスク等で補完してほしい。
テキストについて
難しい言葉が多少でてくるが、その雰囲気に合わない表現がよく見受けられた。無理に雰囲気にそぐわない難解な言葉つかわなくても良い感じがする。とはいえシナリオ設定と内容が良いので言うほど表現は気にならないで読めた。
TRUE以外のルートについて
おおむね楽しく読めた。TRUE前にして大まかに背景がわかるようになっていて親切。本筋とは外れた寄り道はコミカルで読みやすくよかった。
TRUEルートについて
話の大筋が解呪の方法模索の方向で話が進む。このルートでわかる新事実がでてくる(悲しいことに前ルートからほとんど予想がついてしまう)。
前ルートと違うところは、TRUEルートと言うことで全員が解呪されて救われる所。終盤で二者択一の選択を迫られる。結果、片方(少数)を犠牲にして残りは「ハッピーに生きてます」でスタッフロールが流れるため後味が悪い。終盤の才野原惠や主人公姉の扱いがひどいのはどうにかならないのかと思った。一言でいうと物足りない。