安心感、これに尽きる作品。絵や声、キャラ萌えに期待する人にオススメの作品です。
オーソドックスな学園恋愛ファンタジー作品です。
とにかく減点箇所が非常に少ない作品である事が伺えました。
壮大な世界感や重厚なシナリオ等はなく、奇を衒った鬱展開もありません。
シリアスな場面というものも幾つかありますが、大体が予想の範囲内の出来事で終わる事でしょう。
そのような面が人によっては物足りないと感じられてしまうようですが、
その分キャラ萌えに集中できますので、単純に萌えたい人にはオススメです。
ただ、魔法という都合の良い設定故、ある程度のご都合主義は覚悟した方が良いかもしれません。
・・・ちなみに個人的に気に入ったキャラクターは小雪。
魔法の島を舞台にした作品で、他のヒロインが全員魔法を使えるという反面、
主人公は全く魔法を使う事が出来ません。これを「空気」と思っている人が多いようですけれど、
魔法が使えないからこそ出来る立ち回りには目を見張れるものがあると思います。
魔法なんか使えなくてもやるときゃやるのが主人公!・・・ですね。
そんな意味でも主人公同様魔法が使えないエマが攻略不可だったのが少々残念でした。
恐らく今後発売されるであろうファンディスクではエマのストーリーがある事を期待しておきます。