夢と現実が溶け合いながら進む、明晰夢の中での幸せな悪夢を描いた夢物語
~ブログ内容を転記してます~
EroScaの改行の影響があるため、
以下URLよりブログで読まれることをお勧め致します。
「はてなブログ:物語は心の栄養素」
https://una-008.hatenablog.com/entry/2024/10/21/221341
↓以降ブログ内容そのまま
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主人公(透)は過去に妹(舞亜)を失くしてしまったトラウマから妹が生きている明晰夢を見続ける事があったが、自称妹(咲)の献身的な奉公によって現在はある程度回復してた。
しかしふとしたきっかけで、主人公はもう一度妹が出てくる不思議な明晰夢を見るようになる。
そしてその明晰夢にヒロイン達(自称妹、部活の先輩、唄う事が好きな後輩)が現れる様になり、現実と夢との境界線が曖昧になっていく。
そんな明晰夢の中で繰り広げられる、悪夢のような、幸せな夢のような夢物語。
※感想は概ねプレイ時の時系列順です。
誤字や文法間違い、解釈違い等があるかもしれません。
あくまでも個人的な感想なので、寛大な心でよろしくお願いします。
[ -無印-感想 ]
以下に√別の感想を記載しています
(攻略順:弥生→咲→平坂→有栖)
【共通√】
『弥生先輩、僕はとても好きかもしれない…』
透も弥生先輩相手だと言葉を選ばずに、自然体で話しているから掛け合いを見ていてリラックスした感じを受ける。
個人的に弥生の好奇心に溢れている所が好み。透と咲の夢の話に突っ込んでくるところで、咲に好奇心こじらせて死ぬよって言われても、本望って答える気概が好き。
弥生
「だってそっちの方がおもしろそうじゃない。興味本位と好奇心よ、私は殺されるまで猫で居るつもりよ」
咲
「そんな猫、いつかきっと好奇心をこじらせて死ぬわ」
弥生
「ま、それも自分で選んだ結果よね」
⇒読了後追記
何だかんだ攻略√のあるヒロインの中では、弥生の事が最初から最後まで一番好きだった。
芯があって自分の思った事を行動するヒロイン像が好きなのです。
『弥生の過去』
ハーフとして海外で孤独に生きてきた。
そんな過去を透が見てしまい弥生に「たとえ夢でも幸せならそれでいい」って思ってないですよねと尋ねる。
その回答は以下の様に弥生のリアリストぶりを示していた。
弥生
「泣いても呪ってもあきらめても、現実は変わらないし過去も変えられないし、自分も自分のまま変わらない。そんなの当たり前の事じゃない?」
「だから、急に全部無かった事にして幸せにしてあげるとか言われても訳わかんないわよ」
弥生にとって夢で幸せになったとしても、夢が覚めた時に孤独で厳しい現実に引き戻される。
だから幸せな夢など要らない、という彼女の現実主義的な所が好き。
意志が強い所が好き。
⇒弥生√読了後追記
夢で幸せになっても意味ないと考えていた弥生が、現実世界で透と一緒に居られないから夢でもいいから一緒に過ごしたい願った。
現実を知っている風なリアリストを振る舞っていたそんな彼女が透の事を好きになり、離れ離れになりたくないから夢に縋る。
弥生の本当の内面を引き出すほど透の恋が本気で、彼女にとって大切なものだった。
そんな弥生の変わり様というか、本当の願いを引き出しているというか、彼女の心変化が描かれていて良かった…
『夢と現実の錯綜』
夢の中で現実が何か分からないくらいに、ぐちゃぐちゃに脳みそがかき回される感覚が気持ち良い…(物語に浸ってる感じが好きだ
似ている雰囲気だとフェアレク(フェリーテイルレクイエム)を思い出す感じ。
『舞亜 BAD END』
透がヒロイン達に好意を向けれながらも誰も選ばす、悪夢の中のその先で男根を抜かれて男として彼女達を見れなくなった。
そしてプレイヤー(僕)が舞亜の事が忘れられなくてヒロインを選ぶ選択肢踏まなかった様に、透も舞亜を忘れられなかった。
だから舞亜と別れた森の悪夢の中で、舞亜と一生覚めない夢を見る。
ここからはこのENDで感じた印象。
上記でも述べたけどプレイヤーが選んだ選択肢、それがそのまま物語に反映されて綺麗に物語が展開していく様子に深い没入感を感じた。
ヒロイン達を選ばなかった透が行う行動に理解と共感を得て、結局舞亜と一緒にいる事を選ぶ(女体化したとおるが舞亜と露天風呂のあるはずない底へ沈む)に納得できて良かった。
【弥生√】
『ハピメアの面白さ』
僕がハピメアに感じた面白さは以下の2つ。
①むっつりな主人公と夢の適度なエロティシズムによってプレイヤーが物語に没入する
本作の主人公の透は舞亜が死んでから明晰夢を見るようになり、幼馴染である咲を妹として扱う事で妹の喪失感を埋め、何とか現実世界を生きてきた。
そんないびつな状態で透と咲は成長し、咲は二次性徴を迎え女性らしい体付きになり、透も思春期男子が持ち得る当然の性欲に駆られる事になった。
そして透は血は繋がっていない咲と接する事で性的興奮を覚えてしまう。
しかしあくまでも二人は兄妹という関係性だから、透は咲に対して一線を超えることをずっと我慢する事を強いられる。
その咲との過去あったから透が女性に対して好意や性的興奮を覚えたとしても、行動や素顔に出さない様にする”むっつり”になった理由だと感じた。
そしてそんなむっつりな透が4人(舞亜入れると5人?)のヒロインに囲まれて過ごす中で、誰かに好意を抱いても特別な関係になる行動に走らない。
だけど選択肢によっては付き合う前に夢の中で性的行為に及ぶことがある。
そしてその選択肢をプレイヤーに選ばせる事で、透がヒロインに抱いている葛藤をプレイヤーが味わう事が出来きより一層物語に没入していく。
エロティシズムが物語の没入感に寄与する、エロゲーならではの面白さを『ハピメア』は持っていると感じた。
②小悪魔な舞亜が物語をかき乱し、夢と現実が溶け合いながら進む特異性
死んだはずの舞亜が透の明晰夢に現れる。
ひとりだけだった明晰夢の中に、咲や弥生が迷い込む。
そしてヒロイン達の内なる願望が悪夢として現像される。
夢から覚めるために透が舞亜との決着を決着をつけようとしたが、それを契機に透達は”不思議の国のアリス”の様にずっと夢の中で迷うことになる。
透の眼鏡のルーティンが崩れて、床から花々が生え、悪夢と現実の境が溶け合う。
立っている地面が急に無くなってしまうかのような不安感。
文字通り、一寸先は闇。
何が起こるか解らないなかで進む物語は、プレイヤーにとって最高の愉悦だと感じた。
『弥生の好きなところ』
弥生の大きな幸せな胸の膨らみの様に、彼女の精神は大きく図太く、そして柔らかく繊細でもあるところが好き。
弥生は幼少期ハーフとして海外で孤独に生きてきた体験から、極めてリアリストな性格であり、周囲から嫌に思われない様に上手く立ち回る。
その反面で透の様に気を許した相手に対しては、軽く冗談を言い合う自然な関係性を築く。
自然体な弥生からちょっぴりの孤独と実は構って欲しいような子供っぽいところが混ざって滲んでいる彼女が好きだ。
『夢から醒めたくない弥生』
現実ではイギリスに行くことが決まっている。
それと透のために日本に残る事は、彼女の母親の過去の事があるから男のために人生を簡単に変える女だと今の両親に思われたくないので選べない。
だから現実を変えることが難しくて、夢の中で透と過ごすために舞亜の力を奪い夢の主導権を得る。
その時の舞亜を抱えるCGで、弥生が悪役に成り切れていない感じが凄い好き。
やりたくないけど、これ以外に選びうる選択が無くて追い詰められている葛藤が伝わってきてね…好きだ
『ひとりひとりの幸せを求める先に待つのは孤独』
弥生が夢の中でひとりひとりの幸せを叶えようとする。
そんな夢の世界の結末はたった一人で孤独になるというもの。
各々の幸せの形は必ず違うから、個人の幸せを突き詰めると独りぼっちになる。
透はそんな独りぼっちな夢の世界は嫌だから、幸せじゃなくても弥生と一緒に居られる現実世界を望む。
透は過去に舞亜を求めて夢に囚われた経験があって、その悲しみだったり苦悩を知っているから弥生に同じ状態になって欲しくない、という透の気持ちが弥生を救うという選択から滲み出ていて良いと思った。
『二面性という名のギャップ萌え』
過去に擦れていた弥生
日本の学生生活での快活な弥生
弥生の二面性にギャップを感じて、実は面倒くさくて子供っぽい性格だなって感じつつも彼女にもっと寄り添いたいな物語を通して感じた。
外国での虐めで生きることに疲れて諦めていた弥生
日本の学校で誰もが憧れる帰国子女の先輩としての弥生
誰しもが二面性を持つみたいに、完璧そうな弥生も裏の顔があった。
綺麗な面、汚い面。その両方を併せ持つからこそ人間味が溢れていて、そんな所を僕は好きだなって思った。
【咲√】
『舞亜の魅力』
透が無くしてしまった、一番大切だった人。
だから未練がましく夢に出てくるけど、決してもう彼女に会うことは出来ない。
手を伸ばしても決して届かない。
舞亜はそんな象徴の様な存在だから、薔薇の芳香の様に力強く魅力を放つ。
⇒読了後追記
なぜ咲√で舞亜の感想を書いているだ…僕はw
舞亜の事を好き好きだろw
『咲が舞亜が見せる幸せな夢に落ちてしまった理由』
過去、透が舞亜を失くしてから彼女が居る明晰夢を見るようになって、現実に戻れない透を咲が彼の頬を叩き目を覚まさせる。
だけど咲はこの時の行動を悔いている。
なぜなら透がその時に舞亜が見る夢に完全に浸っていれば、現実ではないけど透が幸せになれたという選択肢を奪ったから。
『舞亜との決別シーン』
透と咲の二人で舞亜に銃口を向けるCG良いな…
実の兄弟である透ほど舞亜を想っている訳ではないけど、同じベッドで寝るくらい咲も舞亜の事を本当の姉妹の様に大切にしていた。
だからそんな透と咲の二人の妹である舞亜に武器を向け、お別れするシーンは胸にジーンときた。
『ラストシーン』
透と咲が、過去に透が舞亜と別れた場所に赴き、透は舞亜が身に付けていた指輪を花畑の中に投げ入れる。
舞亜と夢の世界で別れた後に、透と舞亜を現実世界で物理的に繋ぐ象徴とも別れる。
夢でも、現実世界でも、二つ世界でキッチリと舞亜と別れたって事が感じられて、透がちゃんと咲を選んだって伝わってきて良かった。
あと実は個人的に最後まで、咲の事は余り好きではなかったです…(咲好きの方ごめんなさい
なぜなら登場時から透への好感度Maxでずっと変わらないヒロインだったので。
でも舞亜との別れを丁寧に描いたラストシーンがあって、それが凄く綺麗だったから物語としては凄く楽しむ事が出来ましたね。
ただ咲と舞亜の諸々の絡みはとても楽しめました!仲の良い姉妹みたいで最高だった…
【景子√】
『生き始めた景子』
独りぼっちだった景子は透とその周りと友人として付き合い始めたところから、ようやく世間と関わる事を始めたのだと思う。
あと透に性的な関係を迫っていったのも、最初の内はどんな男(多少選り好みするだろうけど)だって良かったのだと思う(クズ男じゃなくて、透に拾って貰えて良かったね…)
※僕は景子の行動原理が最後まで分からなかったので、感想は薄めです……ごめんね
【有栖√】
『今までの出来事は有子の夢』
長い間透や皆は有子の夢に囚われていて、透はずっと繰り返して色んなヒロイン達と結ばれる夢を見て、そして最後には全てを忘れさせられた。
そして透の胸の中で住まう舞亜は有子の夢だから思う様に出来なくて、透がひどい目に合ったりすることをに怒りを覚えていた。
お兄ちゃん大好きな舞亜が透の事を想って怒るのが可愛いし、透が有栖に振られる(以下セリフの様に)のに喜ぶ姿がまた良いって感じた。
舞亜
「有子が目を覚ませば有栖は消えるわ。だからお兄ちゃんの恋も綺麗に終わっちゃう――だから、有栖を好きな事は別にいいのよ」
透
「兄がふられて喜ぶとか、とんでもない妹だなお前は」
舞亜
「ええ、だって世界一大好きなのはお兄ちゃんだもの。うふ、ふふふ♪」
「同じくらい好きなのは咲ちゃんだわ。だから、お兄ちゃんと咲ちゃんが一緒になるのは、許してあげるの」
『有栖との別れ』
透が有子が自分の死に場所を明晰夢の中にすることから助けるため、舞亜の力を借りて有子の夢を改変する。
その結果、有子は自分の理想像である有栖を夢の中で生み出す事は無くなった。
ただそれが意味することが、有栖と透が永遠に会えなくなってしまうっていうこと。
その永遠に会えなくなる二人の夢の中での別れ際の涙が美しくて、僕も貰い泣いてしまった。
有栖
「だって、ボクは目を覚ましたらきっと忘れているし……それにきっともう、ボクは透の知っているボクでも無くなると思うんだ」
「だから、今のあたしはもう透に会えなくなる」
透
「……」
有栖
「だから、ね。透――これから会うあたしをよろしくね」
このセリフのシーンのCGで、涙を流す有栖が透に抱きしめられている姿がとっても美して大好き……
『ハッピーエンド』
透と舞亜のお陰か、有子は明晰夢の中で死のうとせずに元気では無いながらも生きている。
そして有栖は有子に統合され、各ヒロインも夢の事を薄っすらと覚えている。各ヒロインが揃うと夢の中の時と同じようにワイワイと会話が盛り上がる、そんなハッピーエンド。
僕の(皆も?)大好きな舞亜ちゃんのパワープレイでハッピーエンドに持っていく展開は嫌いじゃない、むしろ好き。
舞亜の夢への凄まじい介入力をずっと見ていたから、力づくのハッピーエンド(有栖と有子の統合)だっとしても「舞亜だったらお兄ちゃんの為にやりかねないよね?」って僕の中で納得できているので幸せな終わり方で良かったです!!
それと最後の有子の帽子を透が捲るCGで、紫色の瞳の有子の右目に有栖の瞳の色である緑が混ざっているのが、二人の統合を暗に示していて最後のCGとしても最高だと思いました。
[ -Fragmentation Dream-感想 ]
『弥生ってめちゃいい女だなよな…』
弥生自身は夢の中での透と付き合って抱かれていたことを覚えている。またその事を素直に透に伝えて、重ねて「好きよ」ってハッキリと言う。
弥生は透が有子に有栖を投影して複雑な気持ちになっている事を汲み取って、透にいま生きている現実(有栖がいないこと)を生きろって言う。
そういうリアリストで、透の事を心配して素直にそれを伝える弥生の事が好きだなって感じる。
弥生
「一番にして欲しい、っていう気持ちはあるけど。ただ、あの子の影を追ったまま横に来られても困るしね」
透
「……ほんと、釘刺しますね」
弥生
「自分でも分っているんでしょ。あの子の代わりにユーコを見ても、誰も幸せにならないって」
『FDとして導入が完璧』
透はいまの有子がいる現実がどこか本物でない様に感じる。
弥生、咲、平坂、有栖と愛し合った夢の思い出が確かに心の中にあって、その事実を忘れられないまま生きている。
そんな現実を疑ってしまったから透は深層意識の中で都合の良い夢を望んで再び舞亜に出会い、各ヒロインとの物語が始まる。
ヒロインたちの掘り下げをするFDの体を、物語の進行に綺麗に絡めているのが面白いと感じた。
『有栖と有子の関係性を表した舞亜の言葉』
以下の舞亜のセリフが有栖と有子の関係性を端的に示していると感じた。
舞亜
「アリスは有子が咲かせた花だもの。生きるために誘う、綺麗なカタチ。けれど、あくまでも茎や根は有子でしょう?」
「花は水を飲めないし、光を浴びても生きる事は出来ない。ただそれだけの事よ。ふふふふふふ、それにお兄ちゃんは気付いてたみたいだけど」
花=アリス
茎、根=有子
有子の生み出したアリスって存在は、夢の中で透や皆を惹きつける花として機能した。その結果がハピメア無印の有栖√となった。
そしてFDでは透が有栖(花)の事を忘れられずに、有子(根)に少しずつ惹きつけられていくのが描かれている。
ただその惹かれる理由は透が愛していた有栖が有子と統合し、有子から有栖の存在が滲み出ているから。
また花(有栖)の存在がなくなってしまったら、根と茎(有子)は透から見つけられずに病院でゆっくりと死を迎えていただろうな…
『透の二股宣言』
普通なエロゲで堂々と二股宣言する主人公は珍しい気がするw
ただし二股しているのが、有栖と有子っていう二人で一つの存在なのでプレイしていて嫌な気持ちにはならないのが良い。
舞亜のセリフでもあったけど有栖が花で有子が根ってことは言い換えると、その二人を愛する事は花を茎から根まで全てを愛しているって事。
花の様に表に出てきて綺麗なところも、地に根を張って泥とか砂で汚れた汚いところも、その全てを愛するって事に思える。
だからプレイしていて嫌な気持ちにならないし、むしろあの二人を合わせて愛する事が綺麗な事なんだなって気づいた。
『TRUE END』
夢の中で消えようとする有栖を透が引き留め、有子と有栖が共存する道を選ぶEND。
有子は透やヒロイン達を夢に巻き込む前から透の事が好きだった。
だから有栖の透への恋心は夢の中で培われたものではなく、元々幼い頃の有子が持っていた恋心が有栖に渡っただけ。
有栖はそれを知らず、透への恋心は有子と透にとって邪魔になるから自分の存在を消そうとしたが、有子は幼い頃からの透への恋心をもってそれを許した。
後付けの設定感は若干否めないけど、きっと幼い頃の病院に閉じ籠っている有子は同年代の透の様な男を見て好きになったんだろうな…
『舞亜END』
舞亜が生きていて透と結ばれる、幸せな夢のような終わり。
舞亜のセリフの中で「何があってもお兄ちゃんの味方」って言葉が胸に響いた。
だって舞亜は透がどのヒロインと結ばれたとしても、邪魔はしつつも本当の意味で退けたりはしかなった。
そんな舞亜の行動の積み重ねプレイヤーとして見ていたから、きっと有り得ない夢だけどお兄ちゃんと結ばれて良かったねって祝福したい気持ちになった。
『ハピメアEND』
透が舞亜との夢(舞亜END)に繋がる鍵を舞亜に返して、迎えるエンディング。
そのエンディングで透が夢の中で舞亜とお別れするシーンのCGがとても良い…。普段感情を露にしない透がボロ泣きしているところから、舞亜との別れがどれだけ辛いかが伝わっていて好き。
てかこのEND以外、無印含めても舞亜とお別れシーンがどれも素敵なCGが用意されていて最高だ…
僕はハピメアの中で舞亜が一番好きになったので、色んなお別れシーンを堪能出来て最高でした!
舞亜のどんな時でもお兄ちゃんの事を想っていて、たくさん意地悪もするけど最終的には透が前に向ける手助けをしている所が大好きだ…
[ 雑多な感想 ]
【無印】
ここからは無印で感じた事を雑多に書いていきます。
初めに思ったのが有子の存在というか、パープルさんの隠しヒロインが最高ってところ!
アマツツミのほたる(死かけ)しかり、アオイトリのあかり(性欲魔人Ver)しかり、クナド国記の夏姫しかり。
物語序盤では隠されているから登場時間は短いながらも、物語へ深く関わっていて強烈な個性を持って作品を引き立てる役割を担っている所が最高に好きポイント。
それとダウナーでこの世の事が嫌いになってる隠しヒロインが、主人公に惹かれて明るく前を向いた最期を描いてくれるのも良かった…
次に最期までプレイして思ったのが、個人的にはどのヒロインよりも舞亜がダントツ一番で可愛い事!
不思議の国のアリスのチェシャ猫をモチーフにした可愛らしい服装と、透お兄ちゃんの事が大好きで大好きでついつい虐めてクスクス笑う所と、時には透のために健気にお手伝いする所とか、もう全て要素が好きすぎる。
透が誰も選ばずに舞亜が夢で出てくる森の広場で一緒に眠るENDが好きで、舞亜と透が寄り添って静かにイチャイチャするシーンをもっと見てみたい!あと舞亜と透のデートとか見てみたい!!
ここであらゆる欲望(みたい事)を書いても、FDはまだ未プレイなので感想はサッサと切り上げようと思います(笑)
待ってろ、舞亜ぁああ!!!
【FD】
ここからはFDで感じた事を雑多に書いていきます。
正直に言うと夢の中で物語の時系列とかが、かなりカオスに入れ替わったりするので透君にはあまり感情移入出来ませんでしたw、が有子と有栖の関係性の終わり方を色々と見られて楽しかった!!!
あと何度も書いているけど、舞亜が本当に可愛い…
舞亜カテゴリのCGが全部好き、特に非HCGのクオリティの高さは感動の域だと思う(光の陰影の付け方が凄く好み。
特にお別れシーンの溶けていくハイコントラストな夢の中で、キラキラと輝きながらの舞亜の最期の笑顔とか最高!
舞亜ENDの舞亜が振り向きざまにマフラーがふわってなって、夜の中で街頭に照らされる舞亜が優しい表情とかも最高!!
それとFDで掘り下げられた有子について思った事。
病弱ゆえに現実世界ではエロい事できなくて、夢の中で始めてを体験するところがちゃんと彼女を描いているなって感じて良かった(ただ幼い有子とヤるシーンは理解不能だったw
個人的に病弱っ子めちゃ好みって訳ではないけど、割と有子は好きになれた気がする。
さいごに。
FDもかなりのボリュームがあって、たくさん悪夢に浸れてプレイしていて楽しい時間だった!!
現実と夢がぐちゃぐちゃになる感覚が独特で最高でしたね!
※筆者はRegretENDのみプレイなので、REじゃない時との比較は無しですm(__)m