たった一人での、“特別”への反逆の物語
触れた人を幸せにする力を持つ主人公と
様々な個性を持ったヒロインたちで奏でる
たった一人での、“特別”への反逆の物語
▶メアリー√ --------------------------------
[御年100歳の銀髪吸血鬼美少女（※身も心も乙女です）]
彼女の死にゆく決意のその姿を２回も拝めるとは、
なんて素敵な物語なのだろうか。
1度目は人間の様に過ごせないもどかしさからの諦めの死。
2度目は前向きに愛する人を守りたいがための死。
（感想）
前向きになった彼女が愛を知っていく過程が可愛さ満点でした。
▶小夜√ --------------------------------
[ミステリアス攻撃性能全振りツンデレ少女]
自分の運命を呪いもせずに主人公を愛し続けた。
物語の謎と主人公と小夜の出自が少し明かされていく。
（感想）
主人公との出会いのキスシーンのCGが美し過ぎて震える。
ツンデレな感じの彼女だが、自分を見てくれなかったり
他の女の子と仲良くしていると嫉妬してくる、可愛い。
また主人公に告白された際には「やった」と、
小声で喜びながらピョンピョン跳ねる一面がとても可愛い。
▶理沙√ --------------------------------
[唯一の大人枠ヒロイン]
外見上の1番の年上枠ヒロイン。
先生という立場になって主人公の元に戻ってきた、
大人なようで少し子供っぽい一途な女の子。
（感想）
赤錆姉妹だと理沙より美果子の方が好きでした。
美果子の様に常に自分を第三者の立場から俯瞰し、
自らの気持ちや行動の意味を明確になれるようになりたい。
しかしそれも行き過ぎると自分を大切に出来そうにないので、
程々を見つけるのが良いのだろうか…、と思っている
程度では彼女と同じ領域には絶対に立てないのであろう。
▶あかり√ --------------------------------
[特別に抗う反逆の物語]
本作品のグランドエンドとも言えるルート。
たった一人での、“特別”への反逆の物語。
普通であるからと思い、特別に憧れ恋焦がれ
手に入れられないとも思いながらも煌めきに手を伸ばす。
辿り着くべき場所へ向かって、ひたすらに進む。
一貫性のある彼女の行動は特別な能力や力が無くとも、
彼女が“特別”な人間であることを如実に示している。
（感想）
断トツで素晴らしい√でしたああぁぁ！！！！
彼女の真っ直ぐな魂に触れられ最高の時間でした。
トゥルーエンドではあかりを含め皆が生きて、
幸せなハッピーエンドも良かったです。
私も悪魔の言う“普通の人間”ではなく、
“特別な人間”になりたいなって感じました。
【普通と特別】
１）普通の人間
力や知恵がないのではなく、状況や環境によって
簡単に意思を変えてしまう者
２）特別な人間
力ではなく信念や意思によって行動に一貫性がある者
▶最後にダラダラ感想 ---------------
あかりちゃんとっても好き。
個人的にはアマツツミよりも好きになりました。
Ｈシーンの挿入頻度も適切で、√完走後にＨシーンが
追加されるシステムは物語を読むうえで妨げにならず
とても好印象でした。
また電話の悪魔のCV. 小倉結衣さんの演技がうまくて、
立ち絵等も無いのに悪魔の表情が想像できました。