「人間ドラマ」って言葉が相応しい物語
~ブログ内容を転記してます~
EroScaの改行の影響があるため、
ブログ側で読まれることをお勧めします。
「はてなブログ:物語は心の栄養素」
https://una-008.hatenablog.com/entry/2023/02/10/210222
↓以降ブログ内容そのまま
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「人間ドラマ」って言葉が相応しい
メインヒロインが、四人姉妹だからこそ描ける関係性
写真家を目指す主人公が仕事と恋愛に揺れ動く描写
嫉妬、妬み、愛情、友情、劣情、羨望
などなど色々な感情から、心を動かされる物語
※攻略順(参考)
みちる⇒美沙⇒あきら⇒優莉⇒やよい⇒まりか
【 ルート別感想 】
『やよい』
『長女としての葛藤』
僕も長男として弟と妹がいるから、下の兄弟を面倒を見なといけないって義務感は分かる
でも僕はやよいさんほど成長したの兄弟の面倒をずっと見なくちゃ、って思った事がなかった。だからやよいさんの姉妹への責任感が、凄いなってずっと思ってました
でも兄弟や姉妹がいる事で、年下の兄弟姉妹達に頼りにされるのって誇りに思うし、何より頼って貰えることは嬉しい。やよいさんほど突き詰めた考え方まで至ることは僕には難しい
そういう長女であるっていう状況があったからこそ、やよいさんが伊隅姉妹の中で自分自身の夢がなかったことも素直に理解できた
『正樹の言葉を丁寧に噛み砕こうとする姿勢が良い』
正樹からやよいさんへの言葉
「オレは、オレ以外の人がやよいさんを幸せにすることが嫌なんじゃなくてー嫌だけどそれが一番嫌なんじゃなくて!」
「オレがやよいさんを幸せにできないことが、たまらなく嫌なんだ!」
この言葉にやよいさんは、それだけ自分に素直な言葉で想いをぶつけてくれる正樹の事を大事にしたいって思ったんだろうな
やよいさんも正樹の事を弟の様な、子供の様な、そんな目線で見ていて家族として大切な気持ちはあるけれど、それが恋愛的な気持ちが分からない。だけどその分からない感情を分かりたい気持ちだったりもあるんだろうな
『バイク!!』
全身真っ黒のレザースーツとかカッコよすぎる!!
あと、やよいさんがバイクを選んだのってやっぱり自由になりたいからなのかなって思った
何故かっていうとバイクって自由の象徴の様なモノ
やよいさんは姉妹の事を面倒見ることが好きで正樹の事も大切に想ってる、でもどこかで自分自身何も背負っていない状態に、自由になりたいと心の隅ではどこか思ってるはず
何も背負わず、自由に、自分の行きたい場所へ連れていってくれる、バイクってそういうもの
乗っているバイクはイタリアの『Bimota TESI 1D』のハーフカウル仕様
アンダーカウル兼サイドカウルを外した感じ、ハブステアリングがビモータらしくてカッコいい
『自分の夢がない?』
やよいさんには追い求めている夢や希望がないけれど、正樹の事を支えたいって想いはある
その支えたいって想いが自らの夢が無い事への自己嫌悪に繋がってしまう。そしてその自己嫌悪や劣等感からバイクで逃げ出してしまう
でもその逃げ出した先で正樹に見つけ出して貰い、逃げ出して恥ずかしいけれど自分の正樹を支えたい想いが変わらない事に気付く
だからこそ自分の夢が正樹と一緒にいるって事からブレてない事を知り、それこそが自分の夢だと確信を持てるようになったのだなって思う
夢なんてグルグルと回り道しながら、見つけていくようなものだよね
『みちる』
『みちるとのデートでの写真』
海岸でみちるの笑顔を撮った時に、その写真が何で良かったかどうかを正樹自身が具体的に自分の言葉で言語化出来ている
これって共通√内でミツコに言われた「テーマ」を言語化することそのものだと感じた
『正樹とミツコの関係性』
ミツコの事を女性として手に入れたいがために写真を続けているならば、写真家を辞めろと忠告
正樹の事を思って写真の才能がつぶれない様にするために、言いにくい事柄(他の女性との関係性のアドバイス)を素直に伝えてくる
そういう正直でズバズバくるところが、みちるの良いところだと思う
対して正樹も正直に一度だけミツコと体を重ねていることをみちるに告げる
そういう事が言えるみちると正樹の関係性って凄いな、信頼?関係
『ば、ばかッ!』
照れた時に出るみちるの「ば、ばかッ!」がよい~
色んなバカがあって味わい深い
『正樹が思うみちるの良い点』
頭が良くて、礼儀正しくて、キチンとした、芯の通った女なんだよ。
それをからかって遊んでいいのはオレと姉妹たちだけだ。
萌えとかそういうところとは別のトコにいる、イイ女なんだよっ!
僕がみちるの事をいいなあって感じてた内容を的確に言語化出来る、正樹はイイ男だなあ。本当に
『疲労回復健康茶』
オルタのゲロマズドリングのくだりだ!!!!
相変わらずみちるは変な味のモノ好きだな(笑)
『ニューヨーク行きに感づいたみちる』
「他人にとっては些細なことでも、あたしにとっては……
正樹の態度は……全部気になるから……」
このセリフからみちるが正樹の事をどれだけ観察しているかが深く伝わってくる
正樹の事がみちるの中で、彼氏とかである前に大切なモノであるからこそ小さな変化が気になるし気付いてあげたい。そんな気持ちだと思う
正樹へ対して「好き」って伝える様なストレートな表現を用いない彼女だからこそ、気付いてあげるという繊細な所で好意を表しているんだろうな
(みちるのこと好きだなあ…
『写真を撮られること拒む理由』
みちるがニューヨーク行きの事を知ってから正樹に写真を撮らせないのは、ニューヨークに行って欲しくないからだと思う
みちると正樹は心を通じ合わせているから、正樹がいい写真が撮れてしまう予感があったんだろうな
『眼鏡』
みちるが殻に篭っていることの象徴
公園のデートで眼鏡が壊れた時に動揺していたのは、己を隠すものが無くなったから
⇒オルタのみちるは殻を破った状態だったんだな……
『誕生日駅での待ち合わせ』
みちるが遅れてくる時、めちゃくちゃ心臓に悪かった……
君望のトラウマが、ね
画面にみちるが現れたときはめちゃくちゃホッとした
あとその後の夕食の店でのCG、みちるが色っぽくって凄く良かった
『みちるの文化祭ゴシップ』
宗像の考察の鋭さと状況分析能力
オルタではストームバンガード1をやってた理由が分かる
みちる以外の目線から冷静に事実を見て判断、そして的確にサポートするところが良かった
『えちちシーン良いなあ』
お互いを追い掛け合う関係じゃなくて、対等なパートナーと認めてた後の行為
心が通じ合っているムードが伝わってきて、適正な言葉かは分からないけれど、肉体関係を含めた男女の関係性の終端?の様な雰囲気を感じた
⇒展示会に出したみちるの写真
素晴らしすぎて開いた口が塞がらない
比喩じゃなくて実際に言葉が出ないほど吸い込まれる魅力がある
『まりか』
『マブラヴの純夏感』
同い年幼馴染はこうでなくちゃ、「あいた~」に愛を感じる
『睦月がまりかから、貰った言葉』
「誰もみんな、比べられることからは逃げられないけれど、その時どうするかは自分で選べる」
「人を羨んで劣等感を抱えて引き籠るのか、挑戦しようとするのか、気にしないで自分の道を行くのか……」
「どれを選ぶかは自由だけど、誰かのせいにしちゃ駄目なんだって……」
「自分の大切なもののために、自分で選ばないと駄目だって……」
主体的な自己選択の大切さを意識させてくれる良い言葉
睦月が自分を絵をクラス旗に書いたりすることで、少しずつ自分を曝け出していけるようになっていることが心に響いた
なぜなら、睦月といまりかがそういう言葉をかけ合える程度まで仲が深いって事が示されていると思ったから(時間遡って睦月とまりかの出会いとか見てみたいな…
⇒啓介・睦月の関係性をもっと見てみたかったな…
『普通の学園もの!?』
君のいた季節をプレイしていて初めて美少女ゲームあるあるな、普通の学園ものっぽい雰囲気が楽しめた気がする
本当に君がいた季節って特殊なゲームだな
学校指定ジャージの正樹を見ると、凄い違和感を感じる(笑)
『啓介、本当にいい奴』
啓介自身はまりかに振られているにも関わらず、まりかが幸せになるために正樹とギクシャクしている関係性を助ける
啓介自身がまりかを幸せにしたいという気持ちはどこかに持っているのだろうけど、惚れた女が一番の幸福が得られる手助けをしている男気が良かった
『凄い爽やかな物語』
甘夏みかんの様な柑橘系の爽やかさが、まりかとの物語にはあったと思う
王道的な学園もの、姉妹・家族ものとしての物語展開があったからかな
いい意味でドロドロな展開の他の姉妹とは違って、心が夏晴れの様にスカッとしました(笑)
『あきら』
『自己分析と姉妹達』
自由気ままに自分のやりたい事をやって、言いたいことを言う、あっけらかんとした性格
天才肌な長女やよい、努力家の次女みちる、思いを抱える三女まりか。末っ子として個性溢れた姉妹の中で生きていくには、自分を主張するしかなかったからこういう性格になった
『ストレートなあきらだからこそ』
あきらからキスして自分の想いを伝える、正樹の想いは関係なく自分の気持ちを解放する(なんか小っちゃい子犬みたいな印象、悪い意味じゃないよ!
でも美沙√だと正樹自身気付けていない正樹の心情を、的確に客観視して捉えてたと思う
『良かったんだけど、言葉にしにくい』
あきら√では美沙がmisaのまま輝く姿が見れて、美沙好きとしてはそういう一面も見れて良かったって思えた
あきらの事を間違いなく好きになれた、でも最初は正樹の周りに付いて回る子犬みたいで可愛らしくも五月蠅いなあって思ってた
でもあきらもモデルって仕事を始めて少しずつ大人に近づいていって、正樹と対等なる(アメリカでモデルとして生きる)なっていく過程が良かった
『美沙』
『君のいた季節』公式サイト 登場人物紹介より
『キスしてよ』
正樹の事を気にいった美沙
正樹には写真家としても、人間としても、男としても、とても魅力的だから感覚的なモノを大切にしている美沙が正樹を気に入るのも分かる
正樹と伊隅姉妹との積み重ねを持っていないプレイヤー(僕)にとっては、とてもとても美沙にキスをしたい欲求が湧いてきた、それほどまでに美沙は魅力的だと思った
そして美沙、お前…可愛いな……
慣れてるんだぞアピールしつつも正樹にドギマギさせられているところが最高に良かった(正樹が覚えてないのは最低だが……(笑)
⇒√完走後
「わかる?私の一番大切なものを、一番綺麗に撮ってくれたのよ、その男は。…………惹かれないわけがないでしょ……正樹」
美沙にとっても自分が一番大切に磨き続けてきたmisaの事を、最大限魅力的に撮ってくれた正樹に惹かれる心情が捕捉されて、凄く納得
自分の大切なものをより輝く形にしてくれたら、そりゃあ嬉しいよね。誰だってそうだと思う
『筆者自身に刺さった言葉』
「自分を過小評価するのも大概にしなさいよ?どうせ見習いだから覚悟なんて決まって無くても許されるだろうー」
「そんなふざけた素人根性でいるんだとしたら、もう、あんたは何をやったって成功しない。この状況で自分の舞台が見えないんじゃあ成功なんて無理!」
「私、努力しない人って大っ嫌いなの!特に、才能があるのに努力しない人は一番嫌い!!この写真なに?はい、返すわ」
僕は社会人として少しは経験を積んできたけれど、まだまだ未熟で何も出来ないと思っている
でも上司達からの期待と評価を陰から感じる、そんな度に「いやいや、僕なんてそこまでじゃないですから……」って否定の言葉でいつも逃げ回ってる
そんな事が美沙に見透かされたようで、言葉が刺さった
『あきらへの嫉妬心』
あきらは音楽家の娘で、正樹と幼馴染で、ヘルムートに認められた写真のモデル
これでもかと持ち合わせた運で、あきらはモデルとなった
それに対して、努力でモデルを勝ち取った美沙はあきらの運に嫉妬
(正樹とずっと一緒だったことも、美沙にとっては気持ちよく無いだろうな……
『美沙の不調』
自信とエネルギッシュさが魅力の彼女が不調に陥っているのを見ると、何だか年相応な年下の女の子であることを意識するようになった
正樹の事が気になっていて、でもクラスメイトであるあきらが正樹の恋人で。そして正樹を立て直したのが自分じゃなくて、そういうことが美沙を不安定にしてしまったのかなと思う
『不調の美沙からの写真のオファー
二つ返事で答える正樹、覚悟が決まっていて本当にカッコイイ
デートで約束したとは言え、下手したら一緒に沈みかねない船に乗り込む覚悟。そういうところがカッコイイと思った
『正樹にとって美沙って何?』
その時彼女だった、あきらからの問いかけ
不調な美沙っていう沈みかけている船に乗り込む覚悟で、美沙の撮影に臨んだ正樹
自分の将来にとってよく無いものでもあるにも関わらずそういう選択をする。その行動をとりうるって事は仕事だけの関係でも、友達って関係でも無い
美沙の事を自分を投げ売ってでも助けたいっていう想い、それって好きって言葉だったり、一番大切な人ってことだったり、そいうことだと思う
『美沙√、感情の揺さぶられ方』
あきらという恋人が居ながらも、美沙へと想いを向ける
そして美沙の事を考えている正樹を見るあきらの悲しい目と、あきらが陰で思っている心の内を想像するとモヤモヤする
正樹も人間なんだから、一番に大切に思うものも遷ろう事もある。それがずっと一緒にいた、幼馴染の様なあきらであっても
長く積み重なっていた関係性もある劇的な出会いや、ふとした関係性から崩れていくこともある。そういうところが感情を揺さぶられた
⇒あきらとの関係解消
あきら別れ話を切り出してくれたけど、あきら自身本当に綺麗に心を整理できてたのかな?
正樹が写真家として有耶無耶になってしまうこと
尊敬していた美沙がモデルから足を洗ってしまうこと
あきら自身モデルとして上を目指したいこと
そういう色々な思いが重なった結果、決心して別れ話を切り出したんだと思う
というか美少女ゲームで一度付き合って体も重ねたけど、別れるって特異な例な気がする。でもこういう人間ドラマってイイ!!
『美沙が正樹の目の前でmisaを演じられなかった理由』
端的に言うなれば美沙が正樹に対してmisaじゃなくて、美沙として見て欲しいって思ったからじゃないかな?
高飛車で元気のいいmisaじゃなくて、実は年相応な女の子であることに気付いて欲しかったんだと感じた
それと美沙が自分からその気持ち(正樹への好意)を打ち明けなかったのは、美沙があきらを気にしてのことだと思う
美沙は真面目にコツコツと努力するような優しい子だし、あきらから正樹を奪う様な真似をしたくなかったんじゃないかな、と
『みちる√内、アメリカ修行の1年後』
正樹は写真家として、美沙はモデルとして、お互いに成長しあった所を褒め合ってたのが良かった
正樹と美沙を見ていると二人って本当に相性いいなって思う
ノリ?が合っているっていうか、自分なりに素直に会話し合っているところとかに相性を感じる
『優莉』
『君のいた季節』公式サイト 登場人物紹介より
『彼氏との問題を抱えた優莉を助ける』
やよいさんから別れを告げられたタイミングで、優莉の彼氏の問題を知ってしまうことから優莉との関係性が始まる
美沙√の時も思いましたがサブヒロインへの分岐というか、関係性の深め方というかそいうものが凄くしっくりきた。とってつけた無理やり感が無くてとても良い……
あと優莉と関係を持つのも何だか凄く納得できた
正樹と優莉の立場が似ている事と、正樹が優莉の事を気遣い女の子である事をちゃんと意識して丁寧な言動を心掛けていてカッコいいから、優莉も正樹と繋がる事を選んだって事がちゃんと伝わってきた
(君のいた季節ってサブヒロインが本当にいいな!!!
『夢を叶えるって』
優莉のこのセリフがいいなって
「前略ー やります、やれます、やらせて下さいーってさ、夢叶えるってそういうことでしょ?」
夢って自分で行動して、捕まえないといけない
ミツコさんのスタジオに自ら写真を持ち込んで、学校を辞めて退路を断った優莉だからこそ、説得力のある言葉
どこにでもいる様な普通の人は夢を叶えるためには貪欲に行動して、時には身の丈に合わない事をやり続けて成長していくしかない。そういう大切さを優莉に教えて貰った
『優莉と直也との別れ』
男と女が別れるとき、女はもう男の顔も見たくないっていう感情になる様が、凄くリアリティがあった
僕は両親が離婚しているけど、母親が別れた父親に対して優莉と全く同じセリフを言ってて、何で人ってこんなに変わってしまうんだろうって感じた思いが蘇った
あああ、本当にリアル
優莉の直也に対して、感情が死んでるリアルなセリフが心にグッとくる
(声優さんってすげえや
『√分岐時、選択肢』
選ぶのがこれほどまでにキツイとは……
優莉と向き合うのか、はたまたやよいさんとの関係性をもう一度考えるか、う~ん
僕の今の心情だと直感的には、やよいさんとの復縁はキツイ
優莉と関係性を持ってしまった以上責任を取ると言うのかな、関わってしまった以上は優莉の事をこれからも見守っていたいと感じる
ディスプレイの前で永遠に唸ってしまう
クリックする手が重い……
⇒優莉を選んだ、選択肢後のえちちシーン
君のいた季節で最高のえちちシーンだ
というより最近プレイしたゲームの中で一番いいかもしれない
良い理由を言葉にしにくいけど二人にとって、あのタイミングで心を通わせるには体の重ねる以外の選択肢って無いと感じるほどの説得力がある
その説得力を上手く言葉にできないけれど、必要な事ってことだけは分かる(語彙力ぅ……
『やよいさんとの別れ』
アージュの描く男女の別れがリアルで、説得力があって、理解できて、本当に感情を刺激される
優莉が正樹や直也とけじめをつけて実家に帰り両親と話し合い、その事を記した手紙を正樹へ送ったからこそ、正樹はやよいさんとの別れを決意できた
写真に情熱を捧げている正樹の姿を応援する様なパートナー(やよいさん)じゃなくて、お互いに全てを理解し合えるパートナー(優莉)が欲しいと気付いてしまった
それに気付いたのは、優莉が両親に写真の事を理解して貰えなかったと手紙に綴ったから
理解できない所を徐々に擦り寄って理解していく様な関係性も尊いけれど、写真家として世界の最前線で生き残る事を誓っている正樹にとっては、そういう時間を確保してパートナーと向き合う事が難しいと考えたんじゃないかな……
『優莉のヒロイン設定が、もう好き』
才能や能力に溢れた人達に囲まれた状態から、這い上がっていく優莉の心意気が本当に大好きになれた
努力の化け物のある正樹や才能溢れるミツコさん、裕福な家系の長女で何でも器用にこなすやよいさん、魅力に溢れる人達の中で自分の覚悟や決意が劣っている事を素直に認める達観さ
劣っている事を知って、すぐさま実家に帰って両親の想いと自分の想いを再確認して、自らが進むことが出来る選択をよくよく考えるところ
自分の恥を知って、両親に全てを曝け出して迷惑かける事を知りながら、自分の選択を語って知ってもらって写真家の道をリスタートとする
その選択がとてもとても尊く見えた
恋じゃなくて、仕事と夢に全てをかける未来もありだと思う
【 その他キャラ感想 】
『ミツコさん』
やっぱり香月の一家は皆奇抜で、それでもとても根は優しいところが好きだなあ
片手間なんだろうけど、ちゃんと正樹の成長を考えていて良い人だ
チャンスが迷い込んでくるタイミング、それは自分の都合を考えないもの
⇒このセリフ、オルタで夕呼先生も言ってた気がする、望む望まざるに関わらずに出会うみたいな感じで言っていた
(やっぱ姉妹なんだな~
『大須賀さん』
『選択の心持ち』
選ぶ、選ばなかった、様々な選択を自分の意志で行ったと意識する
周囲の状況によって半強制的なものもあるかもしれないけれど、その半強制的的な選択を選んだ事で捨てた事を意識する
それで自分が手に入れることの出来たもの大切さが、改めて身に染みて理解できるようになる
『正樹』
横顔がめちゃくちゃカッコイイ、長髪が似合ってる
目や鼻立ち、髪がしゅっとしててクールな感じ
とにかく言動も、行動も、顔も、色々カッコよかった
【 最後に 】
ここからは筆者が思った事をつらつらと
マブラヴオルタのネタバレを若干含むので注意!
『みちる√とマブラヴオルタの共通点』
「マブラヴオルタネイティブ」と「みちる√」は自分の立脚点の問うてくる物語
オルタでは立脚点を3つ問うてきた
日本人として
社会人(軍人)として
個人(白銀武)として
日本人としては、国連軍所属として自分の行動でどうやって日本に関わるかを
社会人(軍人)としては、A01部隊の中でどうやって成果(戦果)を挙げるかを
個人的としては、どうやって自分の幸せ(どうやって元の世界に戻るか)や純夏を幸せにするかを
その3つの立脚点から自分が守るべきものを自覚して、自ら手を汚す覚悟(人を殺す・他人の死を容認する)を持って、現状選択できるものの中で最良の選択肢を選ぶこと
世界に生きているならば白のままでは居られない、灰色に染まらけれなならない
それこそが自分の人生を生きるというもの。
みちる√で問うてくるモノは
社会人(写真家)として
個人(前島正樹)として
社会人(写真家)としては、自分の夢と叶えるために自分の能力を伸ばすという自分の為の選択をすることを
個人としては、みちると姉妹との関係性の解決を
その二つを両立しながら、どちらも疎かにせずに立脚点を強く持ち自らが手を汚して(編集者から賄賂を貰うこと)生きていく
そしてそれこのが、物語の面白さだと思った
だって人生って一つだけの事に集中していれば上手くいく訳じゃなくて、完璧に切り割れられない複雑な事情や状況を抱えながらも、出来るだけ自分にとって良い選択肢を選び続けることしか出来ない
そういう事をこの物語を通して、改めて認識した
『雑多な感想』
『写真のテーマ』
テーマ考えてシャッターを切った事が無いなぁ……(一眼レフ持ってるのに・・
自分の中での写真は「記録」の意味合いが強くて、自分の観てきた景色を忘れない様にだったり、自分の感じていたことを思い出すものかなって思ってた
でも「記録」って言ったとしても、自分が何でカメラを向けようかと思った動機が存在するはず
テーマまではいかなくとも自分がファインダーを覗き、記録しようと思った原因(景色が綺麗、美味しそう、嬉しかった、辛かった、思い出深い)があるはず
今度からはそういう原因となる感情を意識して、頭の中で言語化して意識することで写真の意図が明確でより良いものになるんだろうなって感じた
『アージュのゲームのいい所』
CGの枚数とかに拘るんじゃなくて、いつも目にする背景と立ち絵、演出(カメラ切替、表情、目パチ)に拘る所がいいなあとしみじみ
イベントCGの枚数で豪華さを演出するんじゃなくて、いつもの日常シーンをリッチな演出で描くことでプレイする人を物語の中へどっぷり没入されるのが、本当に素晴らしい
その場所で、その空気感でキャラクター達が生きてるって感じれる
『最後に』
ダラダラと個人的に感じた事を
オルタのカッコいい伊隅大尉像が崩れるのが嫌でずっと「君がいた季節」をプレイする事を躊躇してましたが、一転最高な物語でした(流石だぜアージュ!!!
みちるもカッコよかったし、ちょっと頑なでも可愛かったし、オルタでは見られない一面が見れて良かった~
個人的にはみちる、優莉、美沙が特に好きになりました
サブヒロインが良すぎて、タイトル画面に優莉と美沙を追加してあげたいって思ってます(笑)
あと睦月の事をもっと知りたいって思いました、戦隊モノ好きなオタクヒロインもあっていいのでは!?と
と、に、か、く、僕はageの物語がやっぱり大好きだ!!!(笑)
と長くなりましたが、ここまで読んで下さった方へ
お付き合いの程、ありがとうございました!!!
僕の感想から何か気付きや得られるものがあったのなら幸いです