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udedokeiさんの催眠術4の長文感想

ユーザー
udedokei
ゲーム
催眠術4
ブランド
筆柿そふと
得点
65
参照数
1575

一言コメント

催眠術シリーズの中でもソフトな内容

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

催眠術シリーズの中でも一番無難な内容です
原画も吉野恵子で塗りもエロく言うことナシのはずなんですが
NATORI烏賊のシナリオが少し残念、現時点で最高峰の催眠シナリオライターだと思ってますが、その中でも親子の関係を催眠を使ってメチャクチャにするシナリオが抜きん出ています

この催眠術4にはそれがないため全体的に薄味になってます
キャラはエロすぎて立ち絵だけで抜けますが求めていたシチュと与えられたシチュが微妙にズレていて戸惑った作品。

どう違ったかというと

・古橋 綾菜(主人公の姉)
(現実)やさしいお母さんポジション、ある日男が出来そうになって慌てた主人公は自分に好意が向くように催眠をかけ、自分に夢中にさせ甘いエッチを中心に催眠を使って展開させていきます
(理想)やさしいお母さんポジションなのでもっと変態的な行為や背徳感を全面的に出して欲しかった

・古橋 涼菜(主人公の姉)
(現実)厳しいお父さんポジション、仕事の疲れを癒すという理由で催眠をかけて幼児退行させたり常識改変をさせギャップを楽しみます。
(理想)キャリアウーマンで自立しており依存することがないため、精液に依存するなり何か変態的な依存を見たかった、一部シーンでエロいダンスを勉強して主人公に披露するシーンがあったが、せっかく魅力的なボディをしているキャラクターなのだからもっと存分に生かして欲しかった。

・楠木 翼(主人公の幼馴染)
(現実)活発な女の子で性知識もあまりないため性知識を催眠状態で入れて、また開発も行う。催眠で開発をするといっても行為をする上で感じる程度で変態的な開発はナシ。全体的に恋人プレイが多いが純粋に行為を楽しむようになる。
(理想)全く性知識が無いレベルのキャラクターだったので変態的な性知識をメインに堕落させて欲しかった

・望月 真琴(主人公の幼馴染で主人公のことが好き)
(現実)今作の不憫な子ポジション。主人公のことが好きだが基本的に好意が裏目に出て変態プレイをさせられることになる、優しい主人公が好きだったため、優しくない主人公のことは嫌いになるが精液中毒にさせたり変態的な催眠をかけられていく
(理想)今作で一番今までの催眠術シリーズらしいキャラクターで良かったが、主人公のことが好きなまま色んなプレイをさせるという事が唯一できたキャラクターでもあったため、勿体無いと感じた。あとさすがに不憫すぎるので救済シーンはもうちょっとあっても良かったのでは。


また、冒頭でも書いたがNATORI烏賊のシナリオは親子の関係を催眠を使ってメチャクチャにするシナリオが他のシナリオライターよえい抜きん出ているため主人公の幼馴染二人の親子ともプレイすることが出来る

が、あくまでもサブ的な立ち位置として用意されており、シーンはボチボチあるがメインキャラと比べると扱いはすごく軽い。ここが非常に残念だった。

相変わらず村越は出てこないため寝取られ要素はなく、安心してプレイできるのは良いのだが
全体的に甘めのプレイが多く、万人向けの内容となっていたように感じるし、意図的にそういう作りをしているのかと感じた。

そのためこの作品は点数をつけるのが難しいのだが、個人的にもっと変態プレイが見たかったし催眠術2ペアということで期待しすぎた。寝取られがないし甘めのプレイも多いのでオススメはするし手元にも残しているがプレイするたびに 勿体無いと感じてしまう作品です。