色々なシュチュエーションがあってダレにくい、優秀な実用度重視のゲーム。
BLACK CYCの『闇の声』シリーズの外伝的な作品。
主人公の天野鏡美が前作までの登場人物たちの住む島に流れ着き、非日常的な島の生活に翻弄される本作。
システムは基本的には『移動先を指定』→『イベント発生』というオーソドックスかつ単純なもの。
しかし、『言霊システム』という独特のシステムがあり、
主人公に強気、弱気、積極、無気力など、それぞれの特性を持つ言霊をセッティングしてイベントを進めることによって、主人公の性格が変化し、新たなイベントが発生し、新たな言霊を入手出来る。
『言霊システム』によって、色々なシチュエーションがあるのが、このゲームの一番良かった点でした。
女王様あり、奴隷あり、自慰あり、動物化あり、レイプあり・・・
陵辱ゲームなどは、後半になればなるほど展開が同じになりダレてきてしまいますが、
主人公が奴隷であることに悦びを見出したかと思えば、他人を痛めつけることに快感を見出したり、探究心に駆られて男性器に手を突っ込んでみたりと、性格がころころ変わるので、比較的最後までHシーンを楽しむことが出来ました。
原画担当の方が変わりましたが、個人的にはこれはこれで良かったと思いますし、声優に関しても、文句なしです。
天野鏡美役の柴田蕗さんは色々なシチュエーションによく対応できていたと思いますし、
個人的には『闇の声Ⅲ』の主人公、森本裕之の声がお気に入りです。(『何も聞かなければぁぁぁぁあー!!!』(笑))
惜しむらくは、他の方が書かれているように世愛ルートでしょうか。
主人公が一方的に陵辱しただけで、いつの間にか心が通じ合っていたという展開にはいくら実用度重視のゲームとは言え、目が点。
ただ、かなり実用度が高く、最後まで楽しめたので、結構お勧めのゲームです。