なんの因果か知らないが、全国の妹萌え層のツボを突いたのか、一部で大人気のみさきにイベントを追加する形でリメイクがなされた本作。男キャラもフルボイスになり、各キャラもイベントが増えて良いこと尽くめなはずの本作だが･･･私的には無印の方が比べるべくも無く良かった。まず、主題歌が変わった事はとんでも無く痛い。前の主題歌はこの作品のテーマそのものだったと言っても過言ではないと思う。そして、エピローグが追加された事･･･はっきりいって死活問題。
エピローグ･･･マジいらねぇよ。
私はトゥルーラブストーリーに数多のギャルゲーが織り成すHappyENDを求めたのではない。（手前の意見は少数派だって？ゴメン･･･）
彼女と付き合えなくてもいい、彼女と残された一ヶ月が過ごしたかった･･･ただそれだけなのだ。
高校生には将来を考えて交際するという計画性も貞操観念もいらない、あるのは刹那的な彼女と過ごす“時”そのものだ。
前作の主題歌の一節「引越しが決まったら 連絡して 元気でね～ 頑張ってね～ 手紙書くね～ たまに逢えるよね～」
この主題が削られた本作は少年が大人へと変わる上で大事な別れを奪ってしまい、ただのギャルゲーへ近づく事となってしまったと思う。