好き好き好き好き好き好き、愛してる。好き好き好き好き好き好き、CLOCKUP。演出あざやかだよ、一級品。シナリオ及第点だよ、一級品。陵辱厳しく、一級品。だけど、デバックからっきしだよ、三級品。アーアー、南無三だ~♪と言う様に本作も精度に欠けて大味ながらも味わい深い作品です。
まず、一言・・・触手ウゼー(´д`;)
しかし、エロシーンでは無くストーリーとして必要な演出なんだと言い聞かせる事によりなんとかクリアした。
あと、一枚絵が前作、前々作にくらべて構図の視点が遠くなっている点が気になった。
少しはクローズアップした絵が無いとメリハリに欠けると思うのだが・・・
そして何よりもCG枚数少なすぎるだろ?言及したいのは枚数云々では無くて(いや実際に差分ばかりで萎える訳だが)テキストで結構キターー(・∀・)ーーな状況になってもCG変わらなかったり立ち絵のままだったりと痒い所まで届いてないような気がしまくりである。
しかし、流石は陵辱メーカーなだけあって暗いシナリオは軽く鬱入るなぁ
この軽い鬱さ加減が脱力感(やるせなさ?)を伴っていい感じなんだよね、鬱フリークにしかわからないかもしれないが・・・
この会社は毎回、幹はいいのだが枝葉の部分が雑で困りものだ。誰か有能な剪定者はいないのか?
というか、絶対分業制だな・・・テキストとCGが合っていないし立ち絵とCGの移行も合っていない事が多いし
シナリオも瑣末な事ではあるが以前の作品からルートでの不整合や感情移行、記憶(シーン)のスキップ(演出として後日語られたりする物か?と始めは思うが、そのままスルーされる)が目立つ。
感情移行、記憶のスキップと書いたが、マズい訳ではなくて抜けているだけ
エロゲーで言及するのも何だが、好きになってからの描写は丁寧だが好きになる動機の描写は大概おざなりなもので、本作の出来が良いからこそ、その辺にも気を使って欲しかったという話。
ま~恋愛少女漫画でも好きになる理由は糞みたいな物ばっかりなんで、そういう原初の行動に理由はないのかもしれないけどね・・・
会社の方針なのかディレクター、原画、ライターと毎回違う面子を揃えて来る(割には色が変わらず大した物だと思うのだが)
毎回異なる人を起用するのだが、原画とライターを兼用させる(原画家にシナリオを書かせている?)事で作品全体のイメージの統一、エロとシナリオの上手い融合を果たしているのだろう。
しかし、ディレクター能力、もしくはデバック能力が低いため詰めが甘かったり、バグだらけ、システム面での(製作経験を重ねることでの)向上が全く見られないのが残念だ。(今時、既読スキップが無いってどういう事よ?)
この会社、バグも多いが誤字も毎回恒例となっている、前作でもあったが狙っているのか天然なのかは分からないが笑わせてくれる誤字をピンポイントで狙ってくる。
今回は、「キツネに包まれた様な顔」どんな顔やねん・・・(´д`;)
あと演出上の趣味なのだろうが、同じ様な内容の文章を(印象付けるためか?)繰り返し使う事が多い。
これは、前作、前々作にも言える事なのだがバグの多いこの会社だと、時間が巻き戻ったのか?それとも演出か?まさかバグ?と戸惑ってしまうので早めにシステム面での安定を図って欲しい。
回想モード、既読スキップ性能等システム面がF&CやキャラメルBOX並になってくれれば安泰なのだが・・・