心が打たれそうな意思が伝わる。
この作品は人により作品なのです。普通なエロゲーをやる人には向いてないかもしれない。
仁もあり、義もある。そういう正しいことがなぜ私今まで気づかなかった。生きることは一人のことじゃない当たり前なことが分かる。分かるとしてもいつも他人を思う気持ちが足りなかった。自分はひとりで生きていけないのが分かる。他人より自分を大切にしてほしいそのエゴの自私心。金を積んで歳を取ってその方向にまっ向こう一筋の道に突然何もわからなくなった。そんな自分は本当にいいのか。そんな自分は本当に自分が成りたい自分なのかと。
正田崇さんの作品はいつも私の心を打たてる。そして今作は今までみたことない正田崇さんを見たような気がする。仁もあり、義もある。如是畜生本是菩提心。歪んだ道を進んでも手に入れたいの生きる意志。生きる輝きを、他人を信じて欲しいとの希う。我を傷ついても、他人を直したいという義。信じるこそ我々は進める。例え相手はいかなるものだろうが。漢は背中で語る。跡継ぎのものに道を示さないとならない。その言葉は本当に自分を感動してしまった。
いい歳を取っている。おっさんと間違う歳じゃないけど、ガキどもにおっさんと呼ばわりしている。そんな自分でこの作品から感じることが多い。言葉を尽くさないほど。この作品の影響で自分がジョギングをしている。いつまで続けるのは知らないが、そのままにいい思い出にしたい気分。
最後の一言、作品の男は本当にカッコよかった。特に四四八と聖十郎。他人を信じるままに生きる。自分の仁を示す四四八と自分だけでいればいい。生きたい、まだ生きたい、まだ生き残りたい。そのエゴの願望を持ち聖十郎。その二つの衝撃でアヤラの第八層に再び火蓋を切られる。そのシーンは一番好きなんだ。勿論最後に甘粕とやり合うのも好きだけど、やっはり父子二つでやり合うのが一番好きだな。