物語として綺麗に回収されており、読みごたえがあって面白かったです。
ナインの存在など大振りだと感じた設定もうまく物語に溶け込まれていて、選択肢にも思わず力が入ってしまいました。
特に途中で終わったと見せかけてのあの演出は鳥肌立ちました。EDに手が加えられてる演出いいですよね。
ヒロインが集合するあのシチュエーションもその時の時間軸や精液による眷属化、分身がアーティファクトを利用できる点など、考察を見るとしっかり作り込まれているのがわかりその点でも完成度が高い作品でした。
うーんと感じた部分については個人的に最後のまとめで謎を残したり、主人公の絶望シーンがあっさりしているところや全体的にバトルが敵味方どちらも有利になると圧倒的だったので3作品目にあった互いの能力での掛け合いがあったバトルシーンほどの熱を感じられなかったところなどがうまく作品に乗れず、盛り上がりどころに心がついていかなかったのがプレイ後の心残りです。
※20210508 追記
新章をプレイして物語としての完結を見ることができたのでラストの謎残し分はすっきりしました。