非エロにしっかりCG枚数割くのって大事だと思うんですよ。
ぬいぐるみにハサミ刺してるきなのCGみて購入を決意しました。テーマ的なところは他の方におまかせして、やってる最中の所感をいくつか。
■シナリオについて
総じてとても良かった。
ゆっくり信頼関係作って、それぞれが傷に向き合ったり向き合わなかったり。
まだまだシナリオゲーは死んでいない。
腑に落ちなかった点もあったが、ほとんどが他の方のレビューで解消したので、
テーマ的な話は抜きにして、なんとなく思ったことをいくつか。
・はやてルート
家庭のゴタゴタの解決の仕方はどうにも腑に落ちなかった。
たぶん、ルートとしては父親の話にしたかったのだろう。
だから、ストーリー的に親父が出てきて解決、というのはまあわかる。
「お前らの気持ちはよくわかった」じゃねぇよ。せめて一発頬はたくくらいしろ!
・きなルート
コンビニボコボコ謝罪は、一転わりと気分のいい落としどころだと思ったんですよね。
そりゃあ出会ったらボコボコにしたくもなる。(ちなみに僕なら、きなの慟哭セリフ1クリックごとに、いじめっこの殴られリアクションをいれる演出をする)
でも、話の流れとして殺すのは違う
衝動で殴って、謝罪するところではやてが割って入って断罪してくれる。
きなちゃんはよい友人に出会えましたね。報復しない前提としては、視聴者も最も気分がいいのではないか。
(関係ないが、報復する方がわりと好き。『悪の教科書』はいじめに対するファイナルアンサーだと思っている。)
きな編は最後まで気分よくプレイできましたね。最後のてんとう虫がいい。
・りこちゃんルート
りこちゃん、おそろしいロリっ娘。
それはそれとして、話としては煙にまかれた感じがあった。
公園での失言と、母への不信感(?)が結びついていることが、後半までわからなくて、
朝飯も食えない、はやてときなにも合う気がしないの流れがしっくりこなくて、
なにがあった?と右往左往しました。
■逢魔が時モードの中途半端さ
いる? これ。
いやあってもいいのだけども、活用が不十分だと思います。
りこちゃんルートに逢魔が時モードもっと増やそう。だいぶ煙に巻かれる感減りそうな気がする。
他の2人はいうて察することできますから。
■CGの配分が上手
1キャラごとのCG閲覧モードが、5×5=25枚ですが、
はやては4、きなは5、りこは6枚しかHCGがありません。(お風呂はスルーにしても、ソファーでりこちゃんのおっぱい触るのはさすがにエロでは)あとは差分で対応しています。
2回戦をCG固定でやっていたりなど、節約しようという意識が見られます。
ぼくからすれば、これはGreatJob。
シナリオ推しなら、非エロCGにしっかり振っていって欲しい。
アイスとブラックサンダー買いこんで家でばったりのシーンとかすごく好きです。ここのCGとかエロ増やしたら絶対カットされちゃいますからね。
あと、公園で退学を言い渡すシーン。
CGの視点が、客観からきな視点に切り替わるヤツ。あれすごいと思ったんですよ。
ああいう、一瞬しか使えないし、1枚だけあっても意味が無いCGとか、エロにCG割くとどうしてもできないとおもうんですよ。あっても採算コスト度外視できる同人とかですよきっと。
でも、ここぞというシーンで贅沢にかつ効果的にやってくれた。
ここはほんとに良かったです。ああいうのもっとやっていきましょうよ。
■せいゆうさんってスゲー。
毎度思いますけど、声優さんの演技力すごくないですか?
はやての慟哭
りこの「えんぎ」とそれ以外
声優さんすごくないすか?
ここからはファンの戯言ですけど、秋野花さんヤバくないですか?
水葬銀貨の夕桜でも思ったけど、ふだんはアホなのに、征士に相対したときの「死ね」がヤバイんですよ。
今回きなも、ふだんオバカなのに、いじめっこに相対したときの「殺してやる」ですよ。
しかも、互いの声から互いを全く想起させないんですよ。すごくないですか?
きなの鼻かむ演技が好きです。まったく下品じゃないけど、いい感じにだらしくないのがすごい。