しっかり作り込まれているが、もう少し驚きが欲しかった。
人物の作り込みはかなりしっかりしてましたね。
鍵エンド以外のエンディングも、その人物の行動原理がちゃんと窺えるものになっているのが好感もてます。
宝くじエンドが好きですね。最初はなにこれ!?って思いましたけど、そりゃココの事情考えたらお金手に入ったら千羽市から出ていくわな……。
Cabbitはバッドエンドの使い方がうまいですね。
千羽市の設定が統計好きとしては興味深かったです。
研究者のサンプル・標本としての町ですか。箱庭とはうまいこといったもんですね。
犯罪率がどうのの話の時は、偏りのないサンプリングってやっぱ難しいねなどとちょっと納得する始末。
猟奇とか地下通路とかはやりすぎにしても、研究に協力する前提で人が住んでいる町って、研究者にとっては楽園だよなぁと思いました。
ちょっと終盤は先が読めすぎてしまって、尻すぼみになってしまったところはあります。
しかし、しっかり準備して作られたものだということが伝わってきました。
箱庭ロジックという作品はこういうものなんだと納得できます。不満はありません。
いやしかし霧架はほんと可愛かったですね。
りょうこさんやっぱ上手ですわ。