楽しめたが
インモラルで続きが気になるサスペンスストーリーとしての面白さは感じたものの
キャラの活かし方に勿体なさを感じるポイントが多かったのと
ヒロインが死んで終わりというシナリオのまとめ方が腑に落ちなかった
「救いがない」が題材らしいが、
黒幕化したヒロインを死なせてビターエンドに安直さを覚える
「大罪を犯したキャラが生き延びた上で、それでもなお幸せになれるのか」
「その罪を背負ってどう生きるのか」みたいな部分を描いてこそではないか。
「なんかこういう終わり方ばっかりだな」という作品の一つになってしまったのが残念
ショッキングな光景や先が気になる展開の数々で、読み進める手が止まらないくらいには楽しめたが
あまり心に響く作品ではなかった