「人はその時の感情によってとんでもない行動をしてしまう。それが愚かな行動だったとは気づかずに」・・・人間の持つ心の負の部分が織り成す混沌の世界を書くことを半ばライフワークとしてきたライターが今回は実体験で証明し自ら混沌(カオス)の世界を演出してしまったのは皮肉としかいいようがない。刹那の持つ良心のかけらでも社内上層部が持ち合わせていればこんな不幸なことは起きなかったはずなのに。
注)この感想には一部意図的に想像捏造曲解した部分があります。御了承ください。
一ヶ月以上たってパッチファイルもそろそろ煮詰まってきたと思っていましたが、最新版でも一部アニメシーンで画面が暗転するなどまだ完全には解消していません。
そんなゲームプレイ以前の混沌っぷりに、肝心のゲーム中身部分の混沌世界が若干薄まった気がするのはぼくの気のせいなのか?もしかしたらオーバーフロー社内ではサマーデイズ以上の暗黒世界が展開されているのかもしれない。とすると、一連のメイザー作品は実は実録もの?
冗談はさておき・・・
取り合えず大筋のエンドにはたどり着けたので感想というより総括を。
一連のエンドが鬱というより味の悪いものが多いのが難点でしょうか。悪党が、すまきにされたりとか包丁で切り刻まれたりといったようなスカッとした(笑)展開がもう少し味わいたかったところでしたね。ドライバー殴打ぐらいじゃ気が晴れないですよ。
しかし刹那の健気さには心打たれました。彼女にはこんな混沌の世界の住人は似合いません。過去を清算した彼女の未来に幸多かれと祈るばかりです。
まあ、原画家自身が作監しているアニメ部分は思ったより良かったし、得点についてはバグがなければもう少し得点は高かったでしょうね。とすると意外(でもないか)にここの作品は合うのかもしれない。前々作前作とあまりのバグの多さに恐れをなして手を出さなかったのですが今さらながら購入を考えてみてもいいかも(そして積みゲーがまた増えていく)