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totenekoさんのひとりぼっちの、灰色仔猫。の長文感想

ユーザー
toteneko
ゲーム
ひとりぼっちの、灰色仔猫。
ブランド
ふじきの
得点
70
参照数
221

一言コメント

割とありがちなお話ではあるけど、面白かったです。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

 まずお姉さんがすごく良かったです。表現が難しいですが、2次元のお姉さんではない、3次元じみたすごくねっとりしたお姉さんでした。鎖骨のほくろだったり、無駄毛の処理だったり、毛深かいという設定だったり、声だったり。

 上記な雰囲気で、弱そうなお姉さんに優しくされるの良かったです。おねショタ好きとして、前半のお姉さんと何も知らない主人公とのシーンがすごく好きです。全然えっちなことはしていないのに、そんなお姉さんから創り出されるムードに、主人公同様僕も勃起していました。俺も足絡ませて一緒の布団で寝て思春期くすぐられたいよ!



 まあそんなえっちなお姉さんが、他の男で下品に喘いでるのはどうしても興奮してしまうわけで。

 正直言うと、輪姦見たかったです。複数のペニス咥えて欲しかったです。エロシーンもう少し見たかったというのは本音です。あと、濁点付きの喘ぎ声はもっと太い声にして下品に喘いで欲しかったです。





 この作品をプレイして、寝取られ要素はありますが寝取られゲーでは無いと思いました。じゃあ純愛ゲーかというと、ルートによっては純愛もありましたが、純愛じゃないルートもあるので、この作品全体を通して純愛だとは思いませんでした。

 選択肢によってAルートとBルートに分岐します。Bルートは純愛だと思いましたがAルートは純愛では無いです。

 Bルートは主人公がお姉さんと一緒に居場所を守るために戦います。そして逃避行してハッピーエンド。

 Aルートは主人公は何も行動を起こしません。町のその他の人間と同じです。ノーマルエンド。

 どのルートもお姉さんが守っていた居場所は無くなってしまうのがなんともって感じです。ただ、それでもまた新たに居場所を作って懸命に生きてるところに希望を感じました。その新たな居場所に主人公がなれるか否かで分岐するわけですが、その大事な選択肢にモモの死体に気付くか鳴き声に気付くかで分岐する理由は最後まで分からなかったです。