丸戸らしいめんどくさ可愛いヒロインを楽しめるホームコメディ。ダメンズウォーカーの女子会とか、駄目な男たちの宴会とか、テキスト読んでるだけで楽しい。廉価版があって低価格で入手できるのも◎。
全15話構成で1話1時間くらい？で楽しめる途中下車式の作品。メインは美都子で適当にプレイすればまず美都子ノーマルENDになること必至。他ヒロインから攻略するならお目当てのヒロインを全力ヨイショするか素直に攻略サイトに頼るが吉。
最初は理のダメ人間ぶりや美都子の子供っぽさが好きじゃなかったが、話が進むのと平行してだんだん好きになっていった。４話で美都子にバブみを感じて、９話で美都子が見せる女の嫉妬に悶え狂い、１４話では究極の選択に頭を抱え…めちゃくちゃ堪能した。
世界でいちばん～は大げさすぎるとプレイしていて思ったが、あくまで主観世界であることと納得し、
またkatoriさんの感想で何がNGだったのかの真意を理解した。作品やその感想をとおして自分の見識が広がったように感じられると、プレイしてよかったと素直に思える。
マイナスだったのは体育教師。価値観は人それぞれでいいと思うが、騙されそうになったと被害者ぶるぐらいなら、相手にアプローチする前に行動しておけと。順序がおかしいとしか思えなかったが、理との対比のためだけに出された当て馬なのだろう。そう考えれば仕方ないのかもしれない。
穂香についてはそこまで悪く思わなかった。自分を棚に上げて～はシナリオで否定されているし。まあ子供＜男なのは単純に駄目だと思うけど。他のキャラと同じく許される範囲の駄目さかなと。
純粋な悪役についてはちゃんと成敗されるし話のオチをつけるのにも役立ったから、
そういう役割だったということで納得。
「ええ、○○でございます」
は、お後がよろしいようで、と思わずにいられない良いオチだった。