ErogameScape -エロゲー批評空間-

tomosibee3104さんのMaking*Loversの長文感想

ユーザー
tomosibee3104
ゲーム
Making*Lovers
ブランド
SMEE
得点
85
参照数
565

一言コメント

ロリコンだけど年上ヒロインに一番萌えた

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

 DMMエロゲやり放題にて期間限定配信ということでプレイ。SMEE作品はラブラブルぐらいしかやったことがなく2作品目となるが非常に満足度は高かった。公式セールスポイントの「俺デート」が地味に楽しみだったので、特に攻略サイトを見ることもなく初見プレイ。すると選択肢2つ目で早くも交際相手決定。まだ登場すらしてないヒロインがいるのにプロローグが終わるのは斬新な体験だった。以下攻略順。

咲ルート
 唯一の年上ヒロイン。正直一番楽しかった。親友キャラの2週間転機説と未登場ヒロインの存在から1度別れるのかと深読みしたがそんなことはなかった。1回エッチしらぐらいで結婚意識しちゃう女とか字面だけだと重い感じするけど、プレイ中は咲さん可愛いとしか感じなかったぐらいにはキャラの魅力が出てたと思う。ギャグテキストのレベルも高く、シナリオを通して笑える点が多かったため、体感時間が短く感じた。
 プロローグでやたらと恋人作りを勧める義妹や、年上ヒロインに兄妹プレイを求める主人公に、この兄妹もともと両思いだったんだろうなあと感じたため次は亜子ルートに決めた。
 全ヒロイン攻略してから気づいたが他ヒロインでの出番がほぼゼロだった。

亜子ルート
 他ヒロインを全てスルーしないと入れないルート。パッケージのセンターであり、1周目で推定メインヒロインと感じたために大きく期待していたが残念な結果となった。想像してた内容がそのままオチだったというのも肩透かしだが、ギャグもいまいちだった。声優の声芸は笑えたけど、「ドゥーン!ドゥーン!」しか印象に残らない結果に。エピローグは兄妹ものとしては現実的な終わり方だったのではないかと思う。親友キャラの霊圧が完全に消えてた。

ましろルート
 いわゆる不思議ちゃん。ギャグはそれなりに笑えた。キャラとしては最も魅力を感じられなかった。

レイナルート
 ギャグテキストが咲ルート並に笑えた。ヒロインを主人公の家族に紹介する展開とか、実は主人公と出会う前から知ってた展開が共通する辺り咲ルートと同じライターなのかもしれない。ギャル系ぽい雰囲気と付き合う前からの束縛系彼女ムーブでイマイチな印象だったが、シナリオを進める内に可愛いなと感じられるようになっていった。ライターの力量を感じる。一部文章にないボイスが再生されたシーンはなんだったのか。
 咲ルート、ましろルートでは登場すらしない。

可憐ルート
 最人気ヒロインらしいので大トリ。レイナ同様プロローグ時点では恋人ではない。唯一の貧乳ヒロインでありツンデレ。主人公の恋愛に対する不器用さや付き合うまでの過程が最も描かれていたように感じる。プロローグ直後に許可前から名前呼びになったり、直後に名字呼びに戻ったりしたのは残念。ラストの審査員特別賞は読めてたけどちょっともらい泣きしそうになった。

全ルート通して物語性を楽しむものではなく、日常のギャグや、ヒロインとのイチャイチャを楽しむ作品だったと思う。また公式アピールポインとの「全ヒロインそれぞれ1から新鮮な生活を楽しめる」の通り、飽きずに最後までプレイできた。俺デートはプレイ中は楽しめたが、終わってみるとどの選択でもシナリオには影響がないというオチで残念だった。コスプレHも作中で回収しなくてもオマケの回想シーンから見れるが、そこは手間が省けて良かったと思う。

好きなシナリオ
咲〉レイナ〉可憐〉ましろ〉亜子

好きなキャラ
咲〉レイナ〉可憐〉亜子〉ましろ