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tomosibee3104さんのはじめてのおるすばんの長文感想

ユーザー
tomosibee3104
ゲーム
はじめてのおるすばん
ブランド
ZERO
得点
100
参照数
791

一言コメント

発売から20年弱、まさかのアニメ化ということなので

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

 この作品との出会いはまだ中◯生だった当時、兄弟の某エロゲ紹介雑誌で一目惚れだった。それから7年ほど経って、初めて買ったエロゲーは「はじるす」、「はじいしゃ」。他にも何本か買ったがこの2本だけは忘れないだろう。この2本は2016年2月号のメガストアにも特典として収録されており、すでに所有済みにも関わらず御布施感覚で買ったのも懐かしい。

 さて、この作品がどんなゲームかと言えばロリコン向けの抜きゲーである。ストーリー性は皆無でひたすらエロシーンを使うだけ。イラストが性癖に合わなければ買う必要性0、サンプルCGだけでシコれるなら買うべきと非常にわかりやすい作品だ。
 エロシーンは16枠✕2人、3Pが3枠の計35枠。内フェラのみ、放尿のみのシーンもあるが誤差レベルだ。CG差分はなく1シーンに1枚のみ、前戯シーンのCGもほぼないため、本番シーンで幼女と一緒にイケるならよしという漢にしか勧められない。

 解像度は低い、BGVもない、アニメーションどころか差分CGすらない。古い作品としてもあまりにないない尽くしである。そんな作品に100点をつけるのは思い出の作品であるというが大きいのだが、いいところがないわけではない。

良いところ
・豊富なコスプレH
 これこそこの作品に100点をつける理由である。自分がコスプレH好きになったのはおそらくこの作品の影響が大きいと思われるからだ。個人の性癖・価値観に影響を及ぼすほどの作品に出会えることはなかなかない。そういう意味で私はこの作品に100点をつけた。
 具体的には体操服、パジャマ、裸エプロン、スク水、お風呂で全裸、学園制服、不思議の国のアリス、チャイナ、赤ずきん、スモック、オシャレ服、普段着、スポーツ服、ウェディングドレス。
 ご覧の通り、普通に全裸でHするのがお風呂ぐらいしかない。大変すばらしい。この作品で性癖を歪められた自覚はあるが、後悔はまったくない。現実では服を着たままだと汚れや後処理など考えなくてはいけないことが多くて面倒だが、ゲームなら面倒なことに気を使わず可愛く着飾った幼女と好きなだけ楽しめる。二次元ならではの良さがこれでもかと詰まった作品とも言える。

・細かいオート設定
 これが意外と重要。古い作品はなかなか自分好みのオート速度が見つからなかったものだが、この作品は違う。(表示した文字数✕文字時間)+最小時間=待ち時間。この文字時間が0.01秒単位で調整可能で、さらに文字数に関わらない最小時間も0.1秒単位で設定可能。自分に合った文字速度をオートで完全再現できるのは地味にありがたい機能。

・オートの邪魔をしないウィンドウ消去
 Enterでの文字送りやウィンドウ消去でオート中止になる作品の多いこと多いこと。オート中にウィンドウを消去し、ウィンドウを元に戻してもオートが継続される作品は意外と珍しい。私はテキストを読んだ上でボイスを待つ時間ウィンドウを消したい人間なので、無駄なストレスがないのはとても大きい。また、ボイス再生中はメッセージウィンドウ非表示設定もできるので、手動でウィンドウを消すのが面倒な人にも嬉しい細やかさ。

・主人公名前変更を最大限活かすヒロイン設定
 主人公の名前を変更できても、実名プレイをするとヒロインに名前を呼ばれるところだけボイスカットされてしまう。そんなゲームが昔は本当に多かった。だがこのゲームはロリコンのみをターゲットにしたゲームなので、ヒロインからの呼称はお兄ちゃん1択。実名プレイをしても不自然なボイスカットで妙な気分になることはない。安心して実名プレイができる。

 その他、文字送りがマウスホイール対応や、音声再生中の文字送りでボイスを切らないなど、古い作品ではなくて当たり前だったものに対応してる点も評価したい。この作品のシステム面はとにかく没入感を阻害しないつくりになっている。このため、自分が主人公になったつもりで、主人公に自己投影して双子幼女とエッチな日々を送れるのだ。そういう意味では発売から20年近く経った今でも十分実用的だと言えるだろう。

 というわけで、この名作が今更のようにアニメ化するということでつい登録してしまった。まあ自分の価値観に影響を与えた100点の作品として、いずれは登録しておきたいと思ってはいたのだが。アニメはじるすが売れればはじいしゃも製作される可能性はあるということなので、そちらも楽しみにしながらアニメはじるすを買うつもりである。