リメイク前を今さら買う意義
中古が安い、以上。実際価格のおかげもあって満足感は高め。
Windows10の64bitでも問題なく動いて安心した。
リメイク版は高画質でエロシーンもアニメーション化している。つまり低画質でアニメーションのないエロシーンで抜けるならリメイク前で十分とも言える。
UI刷新については好みもあるだろうから体験版で確認したほうがよいかもしれない。
内容については散々語られているだろうが、せっかくなので記載。冬にプレイすると心がほっと温かくなるような作品だった。先が気になったりハッとするようなこともなく、どちらかと言えば睡眠導入剤的な作品とも言える。ただつばす絵が好みなのとヒロインが可愛かったので最後までプレイできた。
プレイ順はみう→アンジェ→桜乃→愛理
みうルート
ライターに人の心はないのか?と思った。片思いを相手に伝える間もなく失恋だけならまだしも、喘息で猫の毛がダメなのに引き取る猫が片思いの相手と恋敵兼憧れの先輩の名前はさすがに引いた。猫の交尾と主人公のエロシーンのタイミングを合わせるのは笑いどころだったのかもしれないが乾いた笑いにしかならなかった。
ラストが感動的だったのとみう先輩がエロいのは最高だった。
アンジェルート
みうルートで高騰してた紗凪の株が下がった①。男嫌いのくせに小学生男子みたいな行動してるのはギャグなのか?マッチポンプで仕事作ろうとするメイドとか、1生徒に運営を依存する学園とか、ツッコミどころは多い。
一方でアンジェが恋心を自覚するシーンや初めての日を二人で決めてカレンダーに印をつけるのは糖度が高すぎてニヤニヤが止まらなかった。
でこぼこながらもありのままでピタリとはまるもう半分、呪いを祝福と捉える、液体の愛理ルートとは対象的な固体のアンジェルートだった。
メイド属性は趣味になかったがcvみるのおかげでエロもわりと満足。
桜乃ルート
紗凪の株が下がった②。妹の前で兄を貶すような発言は常識を疑うレベル。また可愛い娘ぞろいのヒロインで目の肥えた主人公も認める可愛い後輩に立ち絵すらないのは非常に残念。文章だけで2回お断り後登場なしなのも不憫。兄妹の噂の時に流す側でも否定する側でもいいから再登場してほしかった。兄妹恋愛を禁忌として扱いながらも父親は妻の同意も得ずに勝手に許可するし違和感すごかった。ついでにCGの兄妹身長差もちょっと。新吾と桜乃の差=9cm=みうとアンジェの差らしいけど立ち絵と比較するととてもそうは見えない。というかCGだと頭一つ分ぐらい違うように見える。
後背位好きとして桜乃の学園エッチは大変良かったところは褒めポイント。
タイトルのシンフォニー要素もそれとなく回収。
愛理ルート
愛理が良いツンデレすぎて紗凪の存在価値が行方不明。メインヒロインらしく話作りが非常に丁寧。愛理だけでなく新吾も変化するのが他ルートと比較しても印象的だった。
デレ後の破壊力が高くエロシーンも満足。
アンジェルート以外共通して。個別に入るとモブが唐突に俗っぽくなるというか、馬脚を表すというのか…猫捨てるわ、学園の統合廃止を因果関係0の兄妹恋愛の責任にしようとするわ、嫉妬から意見も聞かずに個人攻撃始めるわで大変印象が悪い。
そう考えるとマッチポンプメイドは下げた株をヒロイン力で回復してる分もっとも気分を害されることなくプレイできたかもしれない。
まあ中古で安く買えたことも考えれば萌えて抜けただけで十分もとは取れてるので高評価。
ただ紗凪よりも結子ママとヤれるFDのほうが欲しかった感