燃えゲーとしては良作、しかし主人公の活躍が少ないのが残念。序盤は少しだるいかも知れないが、設定・構成ともに引き込むだけのものはある。シナリオが一本道なのが残念な所
構成は本筋に一部ヒロイン別のイベント(主に後日談とHシーン)が加えられているという感じ。
このブランドの作品は初めてなので分からないが、十字軍ネタでもマニアックなアルビジョワ十字軍やカタリ派などをモチーフにする所は面白いと思った。
主人公は中盤まで一般人的な立場な為、バトル物としてはどうしても盛り上がりに欠ける。しかし日常でのマスターや賢久とのやりとりと、法則性なく訪れる「赤い夜」が良いアクセントとなり読み手を引き込めるだけのシナリオ構成にはなっている。裏ヒロインと物語の締め方には多少不満を持つ人もいると思うが、学園物を土台とするならこれでも十分だと思う。上記の通り、展開が一本道だった点が最大の不満。
ただ、最近燃えゲーは不作続きだったので、これだけの完成度を出せたのは素直に嬉しいのが本音なのだが。
余談
他にも言っている人がいるが・・・雪子ルートは不要じゃないか?
折角生き返っても賢久が哀れに思えてしまう・・・。