鬼畜王より早10年。あらゆる点で進化を遂げたエロゲSLGの傑作。序盤こそ何から手をつけたらいいか分からないが、慣れれば3ヶ月は戻れない。
因みに自分は半年間は戻れませんでした(苦笑)
何はともあれ賞賛すべきは「流石はアリス」としか言いようがない難易度のバランスである。最初こそ兵種の使い分け、進軍ルートの順番など戸惑う部分があるが2~3回リプレイすれば、敵国の発生イベント順などである程度のお勧め進軍ルートが分かるだろう。またクリア後、一定の条件を満たすと主だった敵国の幹部を最初から自軍に加えられる+難易度変更など一週目クリア後こそがこのゲームの本番とも言える。
シナリオ自体は特筆するものはないが、鬼畜外道なのにどこか憎めないランスを筆頭に新旧のキャラの個性がしっかりしているので十分楽しめるレベルになっている。
遊べるエロゲを求める人に等しくオススメ出来る文句なしの「傑作」だ。
余談
鬼畜王経験者からすると、魔軍戦とラストバトルの音楽は卑怯としか言いようがない演出だ。特にラストバトル「Rebirth the edge」は個人的にアトラク=ナクアの「Atlach_nacha」やママトトの「Running to the Straight」と並ぶSHADE氏の傑作だと思う。
因みに発売日をウィキペディアで調べると鬼畜王が96年12月19日、戦国は06年12月15日。TADAさん、実は狙っていませんでした?