ラブラブ抜きゲ枠として見ればかなりの上出来な作品。萌えゲとして見れば少々バランスが悪い。
萌えゲとして見るか抜きゲとして見るかで評価が変わる作品。
私は後者で買ったので計44個のシーン数(実質43枠)&半分くらいが2枚CG物で満足。
共通部分の前半でヒロイン勢の好感度がMAXなハーレム型なのだが、
その共通部分が結構長めで、結ばれるまでの過程が周りくどいという印象を受ける。
というのも共通部分は選択肢こそあれど、あくまでフラグ立て止まりで内容が全く変わらない。
そして個別に入ると怒涛のHラッシュ。
攻略ヒロイン5人+エクストラ2人というボリュームなのだが、
ヒロイン単体で見ると共通:個別が5:5~6:4くらいで純粋なイチャラブ部分が高確率でHシーンにつながるので萌えゲとして捉えると少々物足りない感じである。
とは言え萌えゲと抜きゲのいいとこ取りなんてのは贅沢な話で、
両方を狙ってどっち付かずな中途半端な出来の作品が多い中ではこの作品はかなり健闘していると思う。
肝心のエロシーンは肉感的ボリュームがアップしており、かなりのエロエロ状態。
これで文句なしのイチャラブ具合なのだから文句の言い様がない。
特に真尋のエキストラは予想していたが、 杏子のヒロイン最多9シーンは嬉しい誤算。
ただ中出し射精が殆ど単発で終わってるのは残念。
どうやら原画のピロ水さんは肉感的エロスと萌えゲ的可愛らしさを併せ持つ原画家に成長しつつあるようだが、一部に人妻的エロス(一人は正真正銘の未亡人だが)がにじみ出ているキャラがいるのでほどほどにしておいて下さい。その内、妻モノ系原画家に突然変異してしまいそうな気がしてならないので。
個人的趣味からケチを付けると、新堂さんの大人しいキャラと小倉さんの清楚なお姉さん型はもう少し頑張って欲しいなーと思う。どうにも少々無理して声を出してる感が抜けきれてない。エロ面は文句ないんだけど。