いかにも駄目ファンタジー。物語としては全く相手にできない。差別化されていない英雄譚(プラス悲恋)を見せられても面白みがない。やってることが幼すぎる。94年の時点で完結した世界観の作品を出した意義を考慮し、加点。
途中、ヒロインの一人が敵のせいで自閉症みたくなって、助けるためにマインドダイヴするとことかは面白かった。剣と魔法の世界(正確にはそれらが生き延びたうえで近代化されている)でバカスカやってるばかりと思ってたら精神世界ですよ。こうやって意外性を織り交ぜていかないともたないし、無個性になって作品が成立しない。
Shade氏のBGM『深層心理』と『花梨』はとても良かったです。