HOOKのゲームから丁寧な恋愛描写を削って、エロシーン詰め込んだ感じ。ついでに主人公の性格も抜きゲーっぽい。これじゃフルキスじゃなくてフルボッキスじゃねーかwwwwww
グラフィック(16/20)
なんか……私服ダサくない?w先輩とか首にキュウリ巻いてない?
なんだろうなあ……単色無地ってのが、どうにも一昔前のユ〇クロっぽいのかな。とか思ってると先輩はユ〇クロユーザであることが個別で判明してちょっと笑った。背景の桜は凄い綺麗でした。
ストーリー(29/50)
何をおいても積み重ねが無さ過ぎます。先輩ルートはすごく顕著だけど、主人公が先輩を好きになる過程や心情が一切描かれないまま、告白されたから付き合っただけのように見えてしまいますし、そんなヘタレ的な経緯から始まった交際なのに、いきなりキスやセックスを急いでがっついてギクシャクしてしまう。付き合い始めて一日二日程度で、スキンシップを拒否られて、「先輩は本当に俺のこと好きなんですか?」も何もないだろうよ。せめて一週間とか相当期間アプローチを袖にされてから、そういうことは言おうぜ。
こういう付き合うまではヘタレで付き合った途端エロに貪欲になる性格で書かれると、抜きゲー主人公っぽいなあって感想が出てくるよね。まあ抜きゲーだったら別に良いんだけど、キスシリーズは抜きゲーのつもりで作ってるわけじゃないだろうしねえ。
ゆっきルートなんかでも初体験は焦りすぎでしょう。心の準備が出来てないと言う彼女に対し、痛がるのも聞き入れずやや強引に捻じ込んでいくスタイルはやっぱ抜きゲーっぽいですよね。ゴールへのあくなき執念とか決定力みたいなのを感じる。サッカー日本代表に欠けているモノがここにあるのかもしれない。
ただスミレルートは結構丁寧に書いてたと思う。全ルートこれくらいの描写があればまた違ったんじゃないかと。ちなみに何故スミレルートだけ付き合うまでの過程が比較的丁寧に書けたのか?すんげえ簡単なことです。エロシーンが他の子より少ないからwその分の尺が回ってきてるってことでしょうね。だから多分、恋愛描写のことを考えればスミレくらい(四回)にエロの回数は抑えておくべきだったってことでしょうかね。或いは作品全体の尺を伸ばすか。
最後に。キスシリーズの今後の展望を。個人的にこうなっていけば、という願望なので、時間や興味が無い方は読まなくて大丈夫です。
お手本が二つ。「アマカノ」シリーズと、「キャンバス」シリーズです。
まずキャンバスシリーズですが、これは勿論、キスアトの後継作を作ってみてはどうかという話です。芸術学校を舞台にした学園ものですね。現状、キスシリーズで一番評価が高いものがキスアトになると思います(異論もあるでしょうが)。簡単ですね、成功作の焼き直しで食いつなぐ、まあよくある商法です。マンネリが嫌なら音楽学校にしたり少し変化をつけても良いかも知れません。メリットとしてはお話の起伏を作りやすい点。あとぶっちゃけ芸術関連のお話って、「彼女は天才だから」って言う理由で割とご都合主義が通りやすいし、ユーザ側も恐らくほとんど芸術分野で食べてる人は居ないでしょうから、深く突っ込まれない点。
次にアマカノシリーズですが、これはどっちかと言うと、キスシリーズの最初の方になるのかな、それの後継アンド強化パターンですね。つまりどういうことか。アマカノの強み、雪国の雰囲気、季節感をウリにした舞台設定、世界設定。そして丁寧すぎるほどに丁寧な恋愛描写。ここら辺をリスペクトでオマージュする感じですね。ただこっちは相応のセンスが必要になってくるのであまりオススメしませんねwwぶっちゃけ処女穴に向かって強引にミドルシュートとか書いてるライターさんには向いてないと思われる。
どちらにも共通して言える点としては。
恋愛方面でこねくり回して王道から外しすぎると王道好きの萌えゲーマーには恐らくウケないので、舞台の方を捻ろうという話ですね。まあ最初にも書いたように、あくまでも僕の願望なので実際次作以降どうなっていくのかはわかんないですけどね。
エロ(17/20)
スミレが四回、チサが六回、残りは五回という少し変則的な構成。各ヒロイン一回ずつくらい、不意に外出しするので中出し派の俺としては萎える。
卑語は普通くらいの量だけど、中の人がそこまで出演数多くない(あじさん除いて)方たちなので貴重と言えば貴重かな。
音楽(7/10)
挿ww入ww歌ww
いや、作った方々には申し訳ないけど、こんな尺で要らんし、そんな金があるのなら、付き合うまでの描写が上手いライターさんを雇おうwwヒットミーの陸奥さんに頼もう。いや製作期間かぶってるからキツイのは分かってるけどね。そういう事いいたくもなるよねw
合計(69/100)